ドコッボコッ
ほとけ
いじめっ子
ほとけ
いじめっ子
ガシャン
いつからこうなったんだろう
毎日のように服を隠され
机に落書きされ
屋上に呼び出される
まるでアニメのようないじめ
前までは、みんな僕に優しかったのに
ほとけ
ほとけ
モブ
ほとけ
モブ
ほとけ
ほとけ
その日、僕は別の友達と話をしてた
そしたらいきなり知らない子から生徒会長の弟って聞かれた
そのときは、こんなことになると思ってバカ正直に答えてしまった
だけど
モブ
いじめっ子
なぜか皆は冷えた目で俺を見た
ほとけ
そのときはそんくらいですんでいた
だがいじめって言うのは、そう簡単におわらない
僕に対する嫌がらせも日に日にエスカレートしていった
そして今の状況になる
ほとけ
あのあと痛む体を起こし、校門を出る
帰り道、いじめのことをずっと考えた
でも、大好きなお兄ちゃんにこんなことを言うのが怖かった
それに、お兄ちゃん達の事傷つけたくないから
if
ないこ
なんて落ち込んでたら、たまだ学校帰りの、お兄ちゃんのうちの二人に会った
ほとけ
if
ほとけ
兄の前では元気な子を演じようとしてた
だけど今の僕には、兄の前で元気な子を演じる元気がなかった
if兄とない兄は心配そうな顔で俺を見る
ないこ
ないこ
ほとけ
if兄に気をとられ、傷を押さえていた手を離してしまった
それを見たない兄は、焦った顔で僕を見る
if
if
傷を見られ、二人の兄からの圧
僕はいじめのことを、言いざるを得なかった
ほとけ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
三人しかいない静かな通路に僕の声が一層響く
ほとけ
静まり返った空気、それになんとも言えない表情をしている兄たち
気まずくなってその場から立ち去ってしまった
ほとけ
ほとけ
近くの公園につき、ベンチに腰を掛ける
いじめっ子
ほとけ
ほとけ
いじめっ子
いじめっ子
ベンチにすわりメソメソ泣く僕
そこに一人、会いたくない人が来た
いじめっ子
彼は包丁を持ち、じりじりと僕の方によって来る
一方僕は、足がすくんでベンチから立つことが出来なかった
ただただ、こっちに近づく彼を眺めてる状況
いじめっ子
とうとう限界までいじめっ子が近づき、持っていた包丁を僕に振りかざした
ほとけ
振りかざされる瞬間、とっさに助けをお兄ちゃんに求めた
叫んだとこで来る…なんてアニメのような展開あるわけないと思っていた
悠佑
いじめっ子
if
いじめっ子
僕の首もとまで包丁が振りかざされた時、後ろから聞き覚えのある声がした
ないこ
ほとけ
その声は紛れもなく兄の声
アニキはいじめっ子の方へ駆け寄る
そして、包丁を蹴り飛ばす
その横でif兄は、凄い形相でいじめっ子の子とを睨んでいた
いじめっ子
その圧に耐えられなかったいじめっ子は、泣きじゃくりながら僕の兄達に怒鳴る
でも兄はびくともせず、キツイ一言を放つ
if
if
if
if
いじめっ子
if兄の、キツイ一言に腹けたいじめっ子は帰ろうとした
ガシッ
悠佑
いじめっ子
ドサッ
アニキがいじめっ子の服をつかみ、僕に謝るよう説得しようとした
でもいじめっ子は言うことを聞かず、アニキを突き飛ばした
if
アニキを突き飛ばされたのを見た二人の兄
if兄はいじめっ子の胸ぐらをつかもうとした
でもつかんだのはif兄じゃなくて
ないこ
さっきまで僕の横にいた、ない兄だった
いじめっ子
いじめっ子
ないこ
ないこ
ないこ
いじめっ子
いじめっ子
ない兄の圧に耐えられなかったらいじめっ子は謝りそそくさと逃げた
ないこ
if
悠佑
大人組
いじめっ子が帰ったあと、兄たちは僕の方に来て、謝ってくれた
でも、謝るのは僕の方
ほとけ
ほとけ
ないこ
ないこ
if
ほとけ
ほとけ
ないこ
改めてお兄ちゃんに感謝した
そして、お兄ちゃんと仲直りした
僕も、お兄ちゃんの大きい背中を追いかけたい
なんてことを、ちょっぴり思ってしまった
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