俺は認めたくなかったんだよ
あんな死に方はねぇだろ
なぁ太宰
俺お前の所に行けてぇ
でも、お前は言った
中也が?天国に?馬鹿だなぁ中也に合うのは地獄だよ
本当最後まで腹立つ野郎だな
来世は自殺なんてすんじゃねぇぞ
太宰よ
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
中也
太宰
中也
太宰
太宰
中也
バタン
中也
中也
中也
中也
中也
しーーん
中也
中也
中也
中也
中也
中也
尾崎
中也
尾崎
中也
尾崎
は?
中也
だって、もう深夜だぜ?
何時もなら一緒にいるが…
一緒じゃない時何時もならもう帰ってるはずだ
中也
尾崎
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
すると向こう側にビルの上から何かが落ちてきた
中也
中也
ビルの上から落ちてきたのはものでもねぇ彼奴かよ
俺は全力疾走で走った
中也
大声で叫ぶと太宰は落ちながらこっちを向いた
中也
愛してた
確かにそいつはそう言った
中也
俺は走った
手を伸ばした
だが、触れることは出来なかった
そいつは俺の目の前で落ちた
中也
中也
太宰の頭から赤い液体が広がっていく
中也
中也
中也
中也
中也
叫んでも何も変わらなかった
広がっていく液体と黒い手袋に落ちる水
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
俺は遺体となった太宰の身体を抱きしめ
冷たくなった太宰の唇にそっと口を落とす
そして、声を殺し
涙を流した
尾崎
中也
尾崎
中也
中也
私はね、全て計画的に行かないと気が済まないのだよ
なのに、何時も君は私の計画を邪魔する
腹が立ったよ
でもね、そんな自由勝手な中也が好きだった
勿論君の気持ちも気づいてた
中也は馬鹿だからねぇ
中也がこの手紙を読んでるなら計画は終わったようだね
どうだった?最後の計画は
君は泣いたかな…
泣く中也の姿見たかったなぁ
だからって早く来て貰うと困るからね
それに中也に合うのは天国じゃなくて地獄だよ
来世も私は君を愛してるよ
愛しの中也♡笑
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
俺はもう一度
見たかった泣き顔を
彼奴のいる空に向かって
顔をあげた
コメント
5件
太宰さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! 中也さん!!!! あああああああああああああああいあああああいああいああいあいああ!!!!!!
中也……泣ける