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冬が終わり、あたりの木々の枝に蕾が膨らみ始める季節…
登校した私は、2年A組の黒板の日直の欄に『木野江美』と、自分の名前を書いていた
シズカ
江美
シズカ
シズカ
私とシズカは同じ小学校出身。
小学5年生の時から今までずっとクラスが一緒で大親友。
シズカはいつも誰かに恋をしている
そしてそれが誰なのか、必ず私にだけ話してくれる
シズカ
とか、
シズカ
とか。
小学生の頃は特に休み時間はいつも恋のおまじないの話で盛り上がっていた
シズカ
シズカ
江美
私は、ワクワクした表情でおまじないをしているシズカを見ているだけで楽しかった
小学校を卒業して、中学生になっても私たちの関係は変わらない
そう思っていた……。
シズカ
江美
江美
シズカ
シズカは学生鞄の中から消しゴムを取り、ケースをはずして見せてきた
そこには『涼介♡』と書いてあった
シズカ
江美
シズカ
シズカ
江美
シズカは可愛い系キャラ
そして私がクール系キャラ
江美
涼介
この声は……
江美
シズカは急いで消しゴムをケースにしまう
シズカ
涼介
シズカ
江美
涼介
涼介
江美
涼介
涼介くんはふっと笑った
涼介
涼介
江美
シズカ
江美
江美
江美
江美
涼介
江美
江美
シズカ
シズカ
シズカは可愛くごまかした
涼介
江美
江美
涼介
江美
ど、そこにチャイムが鳴って、担任の先生が入ってきた
私とシズカは急いで席に着く
私の席は窓側から二列目の前から3番目。
涼介くんの斜め後ろ
私は、筆箱の中から消しゴムを出し、そっとケースをはずしてみる
そこには涼介くんの名前が緑色のペンで書いてある
江美
好きになったきっかけは…