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れん

あやか

れん

好きだ。

れん

付き合ってくれ。

あやか

え…

あやか

いいよ!

あやか

わ、私も、

あやか

大好きだったの

あやか

れんのこと

れん

え……

れん

ま、まあ

れん

ありがとな

あやか

うん!

2年後

れん

あやか

れん

今日もいい天気だね。

れん

お日様が眩しいよ。

れん

早く会いたいな。

れん

きっとすぐ僕も行くからね

れん

あやか。

あやかは1年前、交通事故で亡くなったのだ。

あやかはなくなる直前までれんにありがとうと言い続けていた。

あやか

ありがとう

あやか

ありがとう

あやか

ありがとう

れん

あやか!

あやか

あ……

れん

あやか!!!

機械の電子音が鳴る。

れん

あやか……

れん

ありがとう

れん

僕もすぐ行くから待っててね

れん

天国で一緒にあの歌を歌おう。

れん

あやかの好きなあの曲を。

あやかの好きな曲は『青いベンチ』。

あやかはその曲が大好きだった。

あやかはその曲をいつも歌っていた。

あやか

この声が

あやか

枯れるくらいに

あやか

君に好きと

あやか

言えばよかった

あやか

会いたくて

あやか

仕方なかった

あやか

どこにいても

あやか

何をしていても

れん

大丈夫だよ

れん

俺たちはずっと一緒なんだから。

あやか

うん!

あやか

ずっと一緒だよ!

れん

おう

れん

当たり前だ。

そして今に至る。

れん

俺もあやかに

れん

この声が枯れるまで

れん

好きだ、大好きだ

れん

って言えばよかった。

れん

…今じゃもう

れん

手遅れなのかな。

れん

あやか。

れん

あやかはどう思う?

れん

今ここで僕があやかに好きって言っても

れん

伝わるかな。

れん

……

れん

あやか

れん

あやかともう1回会いたい。

れん

会わせてくれよ

れん

神様

れん

俺も早く連れてってよ

れん

早く会いたいんだ。

れん

……

れん

でも…

れん

あの時あやかはこう言っていたよな。

あやか

もしも私がいなくなったって、れんは着いてきちゃダメだよ?

れん

え?

れん

どうして?

あやか

そりゃあもちろん

あやか

私が生きれなかった日を

あやか

れんに生きてもらうため。

あやか

れんなら私の代わりに生きてくれる

あやか

そう信じてるから。

れん

あやか…

れん

おう

れん

俺、頑張るからな。

あやか

うん!

あやか

れんならいけるよ

あやか

きっと大丈夫。

れん

おう

れん

そんなこと言ってたよな。

れん

俺は俺で生きなきゃ。

れん

あやかの分まで生きるんだ。

れん

そう

れん

あやかが生きれなかった今日を。

どうでしたか?

いつどこで何が起こるかわかりません。

もしかしたら、明日死ぬのかもしれない。

明日、大事な人がいなくなるのかもしれない。

そう考えると、いてもたってもいられません。

だからこそ、

今、大切な人に伝えてください。

ありがとう

大好き

と。

あなたの思いはきっと伝わります。

きっと、大丈夫。

そう、信じています。

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