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これは、どこにでもある公立中学校の
どの学校にもある3年1組の
どのクラスにもいる普通の女の子の
どんな時でもあるいじめのお話です。
七瀬楓
ポツリと、そう呟く
その途端、周りはコソコソと話し出す
クラスメイトA
クラスメイトB
多分、そんなに悪気はないんだと思う
だって、これはどこにでもあるいじめなんだから
まぁ、正直いじめなのかよく分からない部分もあるが
いじめだと、認めたくない自分のせいかもしれない
だっていじめって、なんだかかっこが悪いなと思うし
自分はそんなに弱い人間ではないと思って生きて来たんだから
しょうがない
...3年生になったと同時ぐらいだっただろうか
学力調査テストがあった
私の目指している高校は、偏差値58程度のところなのだが
後に、このクラスの中心人物となる加藤マアヤも同じ高校を目指していた
結果はA判定であった
自分のレベルに合わせたのだから当然なのだが
加藤マアヤは、D判定であった
それを、他クラスの友達に見せていた時
不運にも、加藤マアヤはそこを通り過ぎてしまった
その高校を目指していた生徒は私と加藤マアヤのみ
そこからは、手短に無視から始まり、今では悪口や私物がなくなる、というところまで来た
ワタシノミカタハダレモイナイ
夏休み明けの、一週間後
学級委員が、号令をする
生徒がぞろぞろと帰っていく中
私は1人クラスに残っていた
手には、夏休み明けの学力調査テストの結果用紙を持っていた
七瀬楓
そのA判定と記されている横に、大きく雑な文字でE判定と書かれていた
七瀬楓は、カンニングをしました
不正行為サイテー
お前の教師に対する媚びは通用しませんー
印象サイアク
不合格決定ww
真面目ぶってんじゃなーいよー
中卒ガンバ笑
七瀬楓
いつ、書いたんだろうか
なぜ、A判定だと知っているのだろうか
七瀬楓
七瀬楓
静かに、席に着く
ノートのなにも書いていないページを開き
無我夢中でシャープペンを走らせた
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
誰かの声が聞こえて、凄い勢いで飛び起きる
いつのまにか眠ってしまっていたようだ
七瀬楓
森久凛斗
七瀬楓
ノートを急いで閉じる
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
カァッと、顔が赤くなり、声を荒らげる
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
なんなんだ、こいつは
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
七瀬楓
森久凛斗
その名前を聞いて、ズキッと心が締め付けられる
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
酷い、と、素直にそう思う
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
涙がボロボロ出てくる
もしかしたらこの人が、と思った私がバカだった
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
七瀬楓
森久凛斗
七瀬楓
森久凛斗
七瀬楓
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
森久凛斗
七瀬楓
森久凛斗
森久凛斗
泣きすぎて、うまく声が出なかった
七瀬楓
七瀬楓
森久凛斗
七瀬楓
森久凛斗
そう言って、彼は笑った
それから、いじめが終わるわけではなかった
だが、クラスでも人気者の彼が私に対して普通に接したので、周りはあまり何もしなくなった
ー7年後ー
ある、大手印刷企業の入社試験
名簿の中には、あの2人の名前が記されてあった。
作者
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