赤愛され(微赤嫌われ 通報×
赤くん口悪め
こんこん、
紫
赤
紫
紫
長男の紫にぃが午前8時に仕事へと 向かった
本来、高校生である俺は 学校に行かなきゃいけない
でも行かない、行けなくなってしまった
その理由は虐めだ
俺は普通に生きていた
昔から勉強も運動も優れていた
体育祭のリレーでは1番を取った 期末テストで学年1位を取った
それがいけなかった。
俺が良い結果を出すと周りに妬まれ
少し悪くなっただけで先生に怒られる
一時期、兄弟にも怒られたことがあった
徹夜してまで頑張った
次は完璧じゃないと、1番にならないと
その次の日、倒れた
せっかく頑張ったのに、 倒れる程頑張ったのに
俺の頑張りが無駄になった
テストは受けれなかった
悔しくて、辛くて、苦しくて
俺は部屋で大泣きした
そんな姿を見て兄弟達は驚いていた
そして慰めてくれた
次のテストがやってきた
しっかり睡眠を取りながら頑張った
開始のチャイムが鳴り ペンを持つ
だけど、上手く書けない
分かるのに、書けない
色んなことを考えてしまう
点数が悪かったらどうしよう
1番を取ってまた嫌がらせを受ける恐怖
俺は手を挙げて苦しさから逃げた
またテストを受けれなかった
また泣いてしまった
こんな自分に嫌気がさした
その日から学校にいけなくなった
詳しい事情は長男しか知らない
そして他の兄弟達には言わないでと言ってあるので
他の兄弟たちは俺がだめだめな不登校人だと思っている
たまに俺への当たりが強い時がある
もう本当の力は出さない
自分の本心も隠して生きていく
その方がきっと楽だ、
家に誰も居なくなって、俺はようやく 部屋から出る
桃青が散らかしたゲームたちを元の場所に戻し、掃除機をかける
次に各々の部屋を少し掃除する
午前11時 俺は出かける準備をする
この時間帯はおばあちゃんくらいしか いないので買い物に行くには最高の時間
冷蔵庫を開けて、買う物の最終確認を してから家を出る
赤
赤
俺は学校に行っていないのに おばあちゃんはいつも偉いと褒めてくる
少し家から遠い場所にあるが、 おばあちゃんに会えば少し心が楽になる
いつものようにおまけをして貰って 家に帰る
冷蔵庫からオムライスを取り出して レンジで温める
お昼のテレビ番組を見ながら 黙々と食べる
紫にぃが作ってくれたオムライスは ただのケチャプライス
橙にぃや桃だと俺への嫌がらせにグリンピースが入ってることがある
残すと好き嫌いするなと怒られる
洗い物をして、洗濯を干して 自分の部屋に戻り、ベットに寝転ぶ
そして1日のご褒美的な感じで 自分の腕を切る
誰かが帰ってきていることも気付かず 切り続けた
黄
赤
黄
黄
赤
赤
赤
黄
黄
末っ子の黄 一時期兄弟の中での唯一の味方だったけど、最近は過保護気味で少し鬱陶しい
このように俺の部屋に入ってくる
洗濯物を取り込もうと包帯を巻いて 自分の部屋を出た
青
青
赤
青
赤
赤
青
五男の青 自分は勉強忙しいはずなのに 俺の仕事を手伝おうとする
正直嬉しくない
反抗期が終わって俺への当たりが 無くなって良かったけど
洗濯物を取り込んでいると 俺の1番嫌いな声が聞こえた
黄
桃
桃
青
そんな会話が聞こえ、次の瞬間ものすごい走っている音が聞こえる
うるさい、もう少し静かに 行動出来ないのか
桃
桃
赤
桃
赤
桃
三男の桃 こいつだけは兄だと思っていない 俺より年下、もしくは赤の他人
俺が不登校になったのもこいつが 原因の点も少しある
お前がいつもプレッシャーをかけるから いつも一言余計だった
赤
赤
紫
紫
赤
桃
桃
紫
紫
赤
赤
こいつのせいでさっきまで1位を取れた嬉しさが消えた
どんどん自分を追い込んだ
その結果がこうだ、
あいつが余計なことを言わなければ
真に受けた俺も悪いけど
長男と次男が帰ってきて 夕飯の支度が始まる
その間俺は部屋に籠る
あんな空間に俺は居れない
でも俺を心配してなのか来客が現れる
黄
黄
嫌と言っても入ってくる黄
黄
赤
黄
黄
赤
黄
黄
赤
赤
黄
赤
赤
黄
赤
黄
黄
赤
午後7時、バイトへと向かう
黄にだけ行ってくることを伝えて 静かに出ようとした
桃
赤
桃
赤
赤
桃
赤
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
桃
赤
赤
リビングからひょこっと次男の橙にぃが出てきた
橙
橙
桃
橙
橙
桃
渋々リビングに戻る桃
玄関で橙にぃと2人っきりになった 逃げたい…
橙
赤
橙
赤
人の目を見て話すのが苦手な俺に取って無理なお願い
橙
いつの間にか腕をがっちり掴まれてる
今日は橙にぃから逃げれない…
そう思って、小さくご飯食べると呟く
橙にぃはにこっと笑って
橙
そう言って先にリビングへと戻る
バイトの先輩は優しいから赤くんが来れる日で大丈夫だよと言ってくれた。
リビングに見えない壁がある
俺の足が動かない、
そんな俺に気づいた 長男が俺を抱き上げる
紫
俺の好きないくらにサーモンなど、 お皿に盛り付けされていた
桃
青
桃
青
黄
青
普段あまり食事を取らないから1口で食べることができず
いくらの粒を1粒1粒退かすという自分でもよく分からない動きをする
案の定誰かにツッコミをされる
桃
紫
紫
黄
桃
桃
黄
橙
日常茶飯事に起こっている喧嘩を 無視して1人食事を進める
久しぶりに美味しいと感じた
でもここの空間に居続けることが 耐えきれなくて、いくらだけ食べて 部屋に戻った
みんなが寝静まった頃 俺は机に向かって勉強をしていた
いつかまた普通に戻れた時に みんなに置いていかれないように
次こそ完璧な人になるために
毎日明るくなるまでやっていた
すると後ろから声が聞こえた
桃
赤
赤
桃
桃
赤
教えられてなんか腹立つ
桃
桃
赤
バイトの先輩に急遽来て欲しいと 連絡がきた
黄
赤
赤
黄
先輩の期待に答えないと
赤
想像以上の客の数に 上手く動けなくていっぱい失敗した
たくさん迷惑かけたのに大丈夫だと言われたが、俺自身が大丈夫じゃない
嫌われたくない
だから最後の最後まで残った
終わったのは夜中の1時
まだ雨が降っていた
玄関の扉を開けた瞬間 俺の意識が途絶えた
赤
桃
橙
赤
頭痛い、視界がグラグラする
暑い、寒い
赤
桃
橙
橙
本当は出て行って欲しくなかった
でもそんなこと言うのも気持ち悪い
俺はあいつらを嫌っているのに
熱がどんどん上がっていることがわかる
それでもどうしようも出来ない
頭を叩いても意味がない
紫
いつの間にか長男が部屋に居て 俺の手を握っていた
紫
どっちも一緒じゃないか
いまの俺にはそんな考えは 出てこなかった
風邪の時くらいいいだろう
赤
紫
久しぶりの人の温もり
暖かくて優しくて落ち着いた
無意識に胸板にぐりぐりと 頭を押し付けていた
紫にぃはずっと頭を撫でてくれていた
黄
赤
黄
赤
まぁ、昨日よりかは平気、、
赤
黄
赤
黄
黄
赤
黄
桃
桃
赤
桃
黄
桃
桃
赤
桃
桃
桃
赤
青
青
桃
桃
青
赤
黄
赤
桃
赤
黄
黄
桃
赤
黄
赤
青
青
黄
黄
赤
赤
黄
青
桃
赤
桃
続かない
コメント
41件
ブクマ失礼します!
好きですフグマ失礼します
ブクマ失礼します!