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森の奥、静かで小さな木造の家。
冷たい風も届かないようなあたたかさが、そこにはあった。
トルテ
トルテは無言で、あおの足を洗い、包帯を巻いた。
血と泥に汚れた頬も、ぬるま湯で優しく拭う。
トルテ
その声に応える者は、まだ眠ったままだ。
ふわり―― あおの小さな手が、無意識にトルテの尻尾に伸びた。
トルテ
思わず笑みがこぼれる。
トルテ
あお
目を開けたあおは、見慣れぬ天井と、ふわふわの布団にきょとんとする。
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
トルテはため息をつきながらも、布団を掛け直した。
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
少し沈黙が流れる。けれど、気まずさはない。
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
トルテの言葉とは裏腹に、その尻尾が、あおの肩にふわりと巻きついた。
それは、言葉よりずっとあたたかな、返事だった。