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流星side

Jr.時代のアリーナツアー中。 デビュー発表も終え、これからより一層頑張らねば...! そんな時に僕は戻ってきた。

みんなで見た、花火大会で

大ちゃんに想いを伝えるために。

夏以来のコンサート。 やっぱりライブって楽しい。

僕は昔の記憶を絞り出しながら... 何とかライブを終えることができた。

でも...やっぱり体の調子がいつもと違う。

なんだか、ボアボアする感じ。 久しぶりにライブに出たから。 そう僕は思っていた。

この後...お風呂に入って着替えをして、荷物まとめて。 花火大会...に行かないと。

Jr.の頃はシャワーだけが多かったけど 今はお風呂に浸かることが多い僕。

今日も...入っちゃおう。

お風呂場を開け、湯船に浸かろうとした...その時。

フラッ...

考え事をしていたら、大きく身体がよろける

大吾

っと!危なかった...。
流星疲れすぎちゃう?

大吾

お風呂場で転んだら、
大怪我やで?

大ちゃんが僕の腕を咄嗟に掴んで、転ばずに済んだ。 そして、いきなり現れた大ちゃんに驚く僕。

流星

えっ!あっ、ごめんね。
多分久しぶりにライブに
出たから...

大吾

久しぶりって笑
今日二回目のライブやん。
ホンマおもろいわ。

チャプン...

大きな大浴場に二人。 大ちゃんと二人でお風呂は、 僕の過去を遡っても無かったはず。

また、僕の過去を変えたんだ。

大吾

この後、流星も
花火大会行くやろ?

流星

う、うん!
花火見たい!

でもなんか...みんなで
花火ってエモいね笑

大吾

青春って感じやな笑
デートのカップルも
沢山居るんやろうな。

確かに...。 本当は、欲を言うなら二人っきりで見てみたい。 そんな事を今言ったら、大ちゃんはどう思うだろう。

......。

ここで諦めたら、絶対に後悔する。

そんな思いはもうしたくない。

そう思った僕は 今自分が思っていることを素直に伝えた。

流星

そうだね。僕も...
大ちゃんと二人で
見たかったなぁ。

大吾

えっ?今日本当に
どうしたん?
そんな可愛いこと
言ってくれるなんて...

大吾

なら、二人で見るか?花火

大ちゃんの口から、僕が予想もしない言葉が飛び出す。

流星

えっ!ほ、ホント?
で、でも、みんな居るのに
どうやって?

大吾

そんなん、トイレとか
お腹空いたとか、
なんでも抜ける理由なんて
あるやろ。

大吾

なんか、スパイごっこ
みたいで楽しそうやん?
俺が合図したら...
抜け出そうや。

流星

うん。抜け出そう。

僕の思いを手に取ってくれたかのように 二人で見ること提案をしてくれた大ちゃん。

二人で花火なんて...本当にデートみたい。

こうしてできた二人だけの秘密。

嬉しすぎて、言葉にできない僕。

お風呂に入ったからか、秘密のせいなのか 僕の体はいつも以上に暖かく... 幸せな気持ちでいっぱいだった。

僕の忘れ物を探しに

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