夕焼けに染まる遊園地に
1人佇む少女…
あんり
此処か最近有名な孤独の遊園地…雰囲気は楽しげなのに、どうして孤独なんだろう…?
あんりは賑やかさが消えた
遊園地の中を歩く
あんり
…何処も彼処も錆だらけ…数年放置されてたから当然なのかもしれないけれど……
あんりが足を止めていると
ひた…ひた……
と、遠くから足音が聞こえ
あんりは足音のする方を向く
あんり
…誰かいるの?
足音はどんどんと此方へ近づいて
来ている
あんり
ねぇ…!!
あんり
誰かいるんでしょ…?!
あんり
…ねぇってば…
あんりが何度も呼び掛けるが
足音の主は返事を返さない
……
数分して、足音がピタリと止む
あんり
……え?
あんりの前に姿を現したのは
白い服を着.痩せ細った少女だった
少女
…なにしてるの?
あんり
…なにって…ただ、この遊園地内を見てただけよ?
少女
…そっか
少女
おねぇちゃん、早く帰った方がいいよ…?
あんり
…は?なんで?
あんりの声と重なるように
ドタドタと此方に向かって走って来るような足音が聞こえる
………
あんり
え、な、なに!?
少女
ほら、早く…。
あんり
は、早くって言われても…!!
少女
……もう、無理だよ。
少女
ばいばい、おねぇちゃん
少女はすぅ…と消えていった
あんりは走ってくる足音に怯え
近くの木影に隠れた
続く






