しづ
しづ
しづ
しづ
しづ
しづ
しづ
始まりは確か6歳の頃
両親は親戚のお通夜で俺は双子の妹のほとけとお留守番をしていた。
あの夜は雷雨で雷への恐怖心からか両親が居ない心細さからかほとけは俺の布団に潜り込んではぐずぐず泣いていた。
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
この行為が兄妹ですることではないと齢6歳ながらにちゃんと知っていた。
だってお母さんが見てたドラマでは恋人同士がこの行為をしていたから。
でも、喉が渇いて夜中に目が覚めたあの夜見たお父さんがお母さんを泣き止ませるためにしていたこの行為しか思いつかなかった。
ありがとうと安心したように、ふわっと花が咲くように笑ったほとけの顔を見てこの娘を守ってあげたいと思った。
だからだろうか。この行為が10年経った今でも続いているのは。
現在
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
僕はこの時間が好きだ
お兄ちゃんが構ってくれるから
お母さんやお父さんは絶対に来ないという安心感があるから
母
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
俺はほとけの上目遣いに弱い
それに涙目なんてプラスされたらどうして断れようか
ここはバスから降りてすぐで同じ学校の人たちだって多いのに、ほとけのおねだりに負けてしまった
こんなんだから俺もほとけも年齢=恋人いない歴なんだろう
まぁ,これからも恋人を作る気もなければ作らす気もないけどな
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
初兎♀
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
初兎♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ガサッ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
同時刻
見田目 重視
ほとけ♀
ほとけ♀
見田目 重視
見田目 重視
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
見田目 重視
見田目 重視
ほとけ♀
見田目 重視
ほとけ♀
いふ
いふ
見田目 重視
いふ
見田目 重視
ほとけ♀
いふ
見田目 重視
いふ
見田目 重視
いふ
ほとけ♀
ドサッ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
お兄ちゃんがいつもと別人のようで怖い
でも、だめだとわかっていながらもどこか期待している自分が1番怖い
いふ
横ですやすやと寝息をたてているほとけの頭を撫でながら言う
ほとけが俺以外の相手に迫られているのを見て今まで我慢していたものが外れてしまった
幼なさの残る寝顔には泣き跡があって痛ましい
ほとけの身体中には俺がぶつけた欲望の跡が
ほとけのこれからの人生を棒に振ってしまったかもしれない
両親に責められるかもしれない
もう前のような関係には戻れないだろう
それでもほとけを俺に縛りつけられるのであれば後悔はなかった
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
倦怠感がすごく、何もする気がおきない
これからのお兄ちゃんとのこと、どーしたら良いんだろ
そーいえば初兎ちゃんに休みの連絡してないや
心配してるかな
でも今は何も考えずに眠りたい
何時間経ったんだろうか
いつのまにか眠っていたみたい
勉強机にはもう冷めきったおかゆが置いてあった
お兄ちゃんがお母さんに連絡してくれてたのだろうか
コンコンコン
母
ほとけ♀
母
母
ほとけ♀
母
ほとけ♀
ほとけ♀
母
母
ほとけ♀
母
母
母
ほとけ♀
母
母
母
母
ほとけ♀
ほとけ♀
母
ほとけ♀
母
母
母
ほとけ♀
母
妹はね、昔から元気でおっちょこちょいな子だった
でもそれ以上に他人に寄り添える繊細な子だった
ほとけとそっくりね
旦那さんとは高校からの付き合いだったんだって
本当に幸せそうなおしどり夫婦だった
結婚から半年後子供ができたって報告しに来てくれたとき、私のお腹の中には既にいふがいたから同い年だね〜なんて話したなぁ
でもね、そんな幸せな日々は続かなかった
妹が乳がんにかかってたの
乳がんの治療どころか検査すら胎児に負担がかかるからってあの子は断固として何もしなかったわ
ほとけが産まれる頃には末期にまで進んでて目も当てられないほどに衰弱してた
自分の力での出産は難しいって言われたけどあの子が自力で産みたいって言ったの
これが本当に最期の願いな気がして、お願いを聞かざるを得なかったわ
時間はかかったけどなんとか安産
だけど妹の容態は悪くなって数時間後に息を引き取ったわ
旦那さんは妹の亡くなった悲しみでしばらく塞ぎ込んでたわ
やっとなんとか立ち直ってきたときに居眠り運転をしていたトラックにはねられて亡くなったわ
親戚たちには施設にいれろなんて言われたけど妹が命がけで遺していった宝物を手放すなんて出来なかった
だから私たちは親戚の反対を押し切ってほとけを養子にして、いふと双子として育てたの
ほとけ♀
母
ほとけ♀
ほとけ♀
母
母
母
ほとけ♀
母
母
母
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
数年後
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
どこか歪だった兄妹はいつしか夫婦になり命を育もうとしている
end
コメント
10件
なんていうか少し歪んだ愛って良いですよね…( ◜𖥦◝ )フヘヘ 最初らへんのシーンでいむちゃんが登校中キスをねだって少しいやいや?(ちょっと違うけど…言葉がでてこないッ)しながらもなんだかんだ妹に甘いイフくんに萌えました ( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )トゥンク♡ 最後に嫁として猫宮を名乗ることにしたことがわかった瞬間さらに萌えました( ^ω^ )🫶エエヤナイノ♡(ハ?)
え、やばすぎ…… ほんとに発想力が豊かだねぇぇ どうしよう、私の作品消そうかな(((( こんな素敵な作品を貶すようなこと 出来ない!!
もう何もかも凄い!もねちゃんとは違った感じがいいッ……!最後どうなるかと思ったら従兄妹で結婚したかッ……!しかもサムネも写真立てに入ってるのもこの話見てから見ると凄い色々と感じられる……!めっちゃ尊敬する!(長文?&タメ語ごめんなさい💦)