翔太Side
次々とメンバーが歌い終える
次は俺の番だ
そう思いマイクを構えていたが……
あれ? 声が出ない……
出したくても 声が出ないんだ……
みんなが俺の方を見て不思議そうな顔をする
照
ラウール
辰哉
翔太
俺は怖くなり、この場から逃げた
涼太
康二
大介
蓮
亮平
涼太
亮平
翔太Side
なんでなんで
なんで声が出ないんだよ……
その時……
涼太
俺は振り向いた
翔太
涼太
俺の目からは涙が次々と流れていく
涼太
翔太
俺は首を横に振る
涼太
翔太
俺はスマホを出した
涼太
そして俺は文字を打ち、涼太に送信した
亮平
涼太
俺は頷いた
涼太はスマホを見た
「俺だって言いたい。喋りたい。でも声が出ないんだ……。急に声が出なくなったんだ。理由も分からずに。声出したくても出ない……。」
そう俺はメールに打った
涼太・亮平
また俺はメールを打った
「俺、どうしたらいいんだよ……。声出ないとか……俺、メンバーに必要ないじゃん……。」
涼太
涼太は、そう言いながら俺に近づき抱きしめた
涼太
俺は頷いた
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