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ずっと前のことだ
俺がまだ無名で路上ライブをしてた頃
俺の歌を聞くやつは誰もいない見てもくれない
その時一人の女の子に会ったんだ
夜空輝く2月14日の日のこと
慧斗
慧斗
慧斗
パチパチパチパチ
慧斗
女性
慧斗
女性
女性
女性
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
女性
慧斗
俺の歌を聞き感想まで話してくれたこの子
見たところどこかの女子高生だろうか
夜も更けてきたこの時間帯に珍しいお客さんがやってきてくれた
その後俺は機材を片付けてその場を去ろうとする
しかしその子が俺を止めて少し話したいと言ってきた
慧斗
慧斗
慧斗
女性
慧斗
女性
女性
女性
どこかその子の表情は暗く声をかけてくれた時とは違って声色が弱いものにと変わっていた
慧斗
女性
慧斗
慧斗
女性
その後近くにあった喫茶店でお茶をする
慧斗
女性
慧斗
女性
慧斗
女性
女性
女性
女性
慧斗
女性
女性
女性
慧斗
女性
女性
女性
女性
女性
慧斗
慧斗
女性
女性
女性
女性
女性
慧斗
女性
女性
女性
女性
慧斗
女性
慧斗
女性
慧斗
慧斗
女性
慧斗
女性
女性
女性
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
女性
女性
慧斗
女性
女性
慧斗
女性
女性
そう言って彼女が渡してきたのは可愛らしい紙袋だった
慧斗
女性
女性
女性
女性
慧斗
女性
慧斗
慧斗
女性
慧斗
慧斗
女性
女性
慧斗
女性
慧斗
女性
慧斗
女性
慧斗
女性
女性
慧斗
慧斗
女性
その日をきっかけに彼女は毎日僕のライブを見に来てくれた
いつしか僕の周りには彼女以外の観客も集まってきてる
ついには観客が増えすぎて通行人の邪魔になってしまうほどになった
これだけ有名になっても俺は天狗にはならないで基本を忠実にやっていた
そしてある日のこと俺のライブに凄い人が来ていた
有名歌手の【KAZKI】さんだ
ライブが終わり俺はKAZKIさんの誘いで小さなライブハウスでデュエットをしに行った
それから俺はどんどん有名人になっていき
気が付けば俺は憧れのKAZKIさんと同じ目線に立てるほどに成長した
沢山の人達が俺を見てる
俺の歌を聞きにやってきてくれる
仕事は山盛りになってしまうこともあるが
たまに俺は息抜きにいつもの駅に向かう
【俺】が生まれた原点のあの場所に
そして初めて作ったあの歌を歌う
いつ頃だろうかいつも来てくれた彼女を見なくなったのは
どんなに人が増えても彼女の事だけは忘れられなかった
俺の初めてのお客さん…
初めての俺のファンになってくれたあの人
有名になる前はあの子のために歌っていたと言っても過言じゃなかった
彼女の言った通り俺は有名人になれた
その報告を俺は彼女にしたい
けど、もう現れてはくれなかった
そんな時だったある中年の男性が俺に話しかけてきたのは
男性
慧斗
男性
慧斗
慧斗
男性
男性
慧斗
慧斗
男性
男性
慧斗
男性
慧斗
男性
慧斗
男性
慧斗
慧斗
男性
男性
男性
男性
男性
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慧斗
男性
男性
男性
男性
慧斗
慧斗
男性
男性
男性
男性
男性
男性
男性
男性
男性
男性
男性
慧斗
男性
俺はそれを受け取り中身を見る
KE Iさんへ お手紙なんて今時書かないから変な風になっていたらごめんなさい。 このお手紙は私の想いを記しておこうと思います。 口に出して言えないので文として残します私はあなたの事が好きです。 ファンとしてでは無く1人の男の人として初めてお会いした時はホントにファンとして好きでしたが何度もあなたの歌を聴いてそしてライブ終わりに少しお話をしていただいて、そこからどんどん惹かれました
まだ私は高校生ですからきっとお返事としてはNOと帰ってくると思います。 でも、私は諦めません高校生を卒業したらもう一度告白します。ここに宣言します!その時は直接私の口から言いますけどね お返事貴方の口から待ってます 1ファンではなく一人の女性として 優奈
全てを知った俺は気づくと涙が出ていた
そうだ………俺は3月14日のあの日お返しをしようといつもより長く歌っていた
彼女にそのお返しを渡したくて
でも彼女は現れることは無かった
きっと俺も彼女に想いを寄せてたのだろう
年甲斐もなく泣くなんて久しぶりだった
きっと彼女は俺がお返しする時にこの手紙を渡すつもりだったのだろう
そんなことを思うと余計に涙が止まらない
どうにかして涙を止めて彼女のお父さんにひとつ頼み事をする
慧斗
慧斗
慧斗
男性
いつか現れると信じて常に持ち歩いていた2月14日のお返し
それを今日彼女に返すんだ
彼女の家に着き仏壇まで案内してくれた
お線香をあげて手を合わせる
そして2月14日のお返しをする時
俺は長方形の箱にラッピングされたものを取りだし箱を開ける
そこにはハートの形をしたネックレスが綺麗に輝いていた
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
また涙が溢れ出る…
全てを知った今俺はまた強くなる
俺をここまで育てたのは彼女と言っても過言じゃない
もっと俺は上を目指す
いつか必ず国民的歌手になれるその日まで
あの出来事からもう数年が経った
宣言通り俺は国民的歌手になることに成功した
その記念に俺は巨大ドームで歌う
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
慧斗
偶然か運命かその日はちょうど君と会った
2月14日の甘い夜だった
コメント
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内容濃くしようとした結果長くなるしお題の方もこじつけ感が否めなくなってしまった