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母
侑斗
母
侑斗
母
侑斗
僕の体は女だ。 でも、僕は男なんだ。
どう言えば良いかわからない。
母
バンッ
侑斗
母
母
バンッ
侑斗
母
僕は母さんを抱きしめた。
父さんが死んで、母さんは、小さな体ひとつで身を粉にして働いた。
それなのに僕は僕は…。
侑斗
侑斗
母
これは母さんの訴えだと思うから。 僕は母さんを憎めない。憎まない。
ただ、謝ることしか出来ないのだ。
母
侑斗
母
侑斗
母
母
侑斗
母
侑斗
母
母
近所には、人が集まっていた。
近所の人
近所の人
近所の人
母
侑斗
母
侑斗
母
侑斗
母
侑斗
母さんは日に日に傷ついて、痩せ細って帰ってくる。
3日仕事して、1日休んで。 周りから、水商売だと蔑まされる母さんの負担を 代わることなんて 出来ないんだ。
侑斗
母
侑斗
母
侑斗
母
母
母に言いたい。 これが本当の僕だって。
理解し合うことはこんなにも難しいのだろうか
先生
よりによって今日、日直だった。
侑斗
僕は教壇の上に立つ。
顔中に貼られた湿布に対する視線が痛い。
今朝
菊池先生
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
暗い気持ちで登校してきた僕だったが、 そんなこととは別世界にいる先生が言った言葉に笑ってしまった。
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
侑斗
菊池先生
菊池先生
1年の頃、殴られて、散々ここで泣いていた侑斗の姿は、もういない。
冗談まで言えるようになっているとは、強くなったと思う。
でも、そろそろ俺からも離れなければいけないんだよな。
侑斗は、大丈夫だろうか。
侑斗
なんとか、ホームルームは終わらせられたな。
侑斗
侑斗
侑斗
侑斗
そういえば、昨日の山口さんはなんだったのだろうか。
彼女は、いつもと変わらない。
いや?
視線がある。
綾衣
綾衣
侑斗
侑斗
綾衣
侑斗
綾衣
侑斗
侑斗
綾衣
女子生徒
綾衣
女子生徒
女子生徒
綾衣
女子生徒
女子生徒
綾衣
綾衣
菊池先生
菊池先生
綾衣
侑斗
僕は、体の痛み、心の苦しみよりも、今起こった暖かさを感じ、 体が軽くなった。