テラーノベル
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僕の初めて出来た彼女はとても不思議な人。
私
私
プラネタリウムを見終わった帰り際、夜空を見ながらフラフラ夜道を歩く彼女が僕に顔を向け言った。
僕
私
僕が苦笑しながら『なれない。』と口ずさむと
夜空を見上げながらフラフラと歩いていた彼女はピタリと足を止めた。
私
私
一言で『星になりたい』と言う願望なのか欲望なのか、その中間地点にぶっ刺さったままの言葉が折れた。
終いには、星とは全く関係の無い『寒いね。』
僕
私
僕
僕
私
僕
私
僕
少しベタな言葉で彼女を惚れさせようと思ったのに。 チクショウ。
私
私
その言葉を耳にしたのは学校の屋上。
僕
私
僕
私
僕
私
僕
私
僕
私
私
これが、僕と彼女の日常会話。
バカップルよりバカップルを目指した結果だよ(ンフンフ
嘘だけど。
彼女と話すことが楽しみで楽しい。
私
私
その言葉を文字として送られてきたのは初めてだ。
僕
僕
僕
僕
結局、既読は着いたが理由は教えてくれなかった。
私
私
その言葉を聞いたのは、一線を越えようとした時。
熱いキスを交わした時に彼女は泣いた。
僕
私
静かに泣いた。 触れた手からやけに高い体温を感じた。 僕は静かに見守った。
彼女の身体に傷があることを知らずに、息をした。
彼女の心に棘が刺さっていることを知らずに、言葉を吐いた。
彼女の耳に恐怖の音が張り付いたことを知らずに、瞬きをした。
彼女の目に全てに傷がついていることを知らずに、僕は彼女の彼氏として生きていた。
それを知ったのは、彼女が星になってから。
僕
僕
僕がそう呟いたのは、満天の星が見えた日だった。
最後に残すなら、なんて言おう。
………あぁ。 悩む必要ないか……。
僕
星を見上げて、彼女のいない夜に僕は嗚咽を漏らしながら泣いた。
僕に初めて出来た彼女はとても不思議な人でした。
とても不思議で
素敵な人。
コメント
22件
切ない…… 2人の会話好き♪ ハレンチッ キャッ 笑
ああァ…儚い……もう好きよ…
うわあああ(((((うるさい いや、めっちゃ切ないです。 てか夢衣のストーリー好きだから嬉しい( *´꒳`*)