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SnowManと物忘れの女の子

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SnowManと物忘れの女の子

4 - 第4話 SnowManと物忘れの女の子

♥

205

2020年09月19日

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〇〇は立ち上がった

〇〇

(ラウール?

ラウール

聞こ..える?....

ラウール

僕が...

〇〇

っは!

ラウール

ねぇ、君

〇〇

(ラウール?

渡辺翔太

何?

〇〇

(ラウール、よく聞こえないよ

渡辺翔太

おい、どした

〇〇

何でも、ない

渡辺翔太

もう帰ろう

〇〇

うん

〇〇

送ってくれてありがとう

渡辺翔太

じゃあ俺帰るから

〇〇

え?

〇〇

そう

〇〇は悲しそうな顔をした

渡辺翔太

何でそんな顔すんの?

渡辺翔太

お前さ、俺のことどう認識してんの?

渡辺翔太

幼馴染?家族みたいなもん?

翔太は冷たく言う

渡辺翔太

それとも彼氏って認めてんの?

〇〇は目をそらす

渡辺翔太

前はちゃんと彼氏ってこと認めて...強引に慣れたけど

渡辺翔太

今のお前には了解とってないから迷う

渡辺翔太

こんな風に接しているうちに...

渡辺翔太

また家族扱いに戻るのは絶対に嫌だ

渡辺翔太

ようやく付き合うことになって少しずつ関係を築いてきたのに...

渡辺翔太

お前の記憶がないから仕方ないってのはわかるけど...

渡辺翔太

わかってるけど

無理

〇〇

っh

翔太は行ってしまった

〇〇

はぁ

〇〇は店の机を拭いている

〇〇

(私の記憶が戻らないことが....

〇〇

(翔太を苦しめてる

〇〇は昨日のことを思い出しながら思う

渡辺翔太

とにかく俺のせいだ

渡辺翔太

ごめん、勘弁して

〇〇

(どうして事故のこと教えてくれないのかな

〇〇

(何か言えないわけでもあるの?

宮舘涼太

あ〜ら

〇〇

っあ

宮舘涼太

もう包帯外れたのね

宮舘涼太

首元、涼しくなっちゃって

〇〇

ふふ

〇〇

はい、ご心配おかけしました

宮舘涼太

ビジュアル的にはちょ〜っと残ね〜ん

宮舘涼太

コアなお客様も増えるかなって思ったんだけどね!

店のベルが鳴ってドアが開いた

さわか

おっはよ〜

さわか

店長!これ見てください

さわかがチラシを片手に持って見せる

宮舘涼太

ん?花火大会?

さわか

本当はこれ、みんなで行くのもいいかなって思ってたんだけど

さわか

この子まだキツそうだから

〇〇を見て言った

さわか

今日近所で花火大会しませんか?

宮舘涼太

あら!それは良い考えね!大賛成よ

宮舘涼太

佐久間と桜ちゃんにメールしとくわね

宮舘涼太

あっ翔ちゃんも呼ぶ?勉強忙しいかしら?

〇〇

はぁ

さわか

今連絡中

〇〇

え?

さわか

おっ繋がった

さわか

はいっ

〇〇

あっ

渡辺翔太

さわか、何?

〇〇

あ、あの

渡辺翔太

何でお前が?

〇〇

あの、今夜ねみんなで花火しようってことになって

〇〇

もしよかったら翔太も行かない?

少しの間沈黙が続く

渡辺翔太

今日は勉強があるから無理だ

〇〇

そう..なの...

渡辺翔太

言っただろ?勉強しなきゃいけないって

〇〇

そうだね

電話を切った

さわか

来るって?

〇〇

ううん

さわか

あーれ?珍しい!

さわか

あんたが直接誘っても無理とは

〇〇

うん

宮舘涼太

佐久間も桜ちゃんも来るって

宮舘涼太

翔ちゃんは?

さわかを見て聞いた

さわか

ダメなんですって

宮舘涼太

あぁ、そう

宮舘涼太

仕方ないわね

気まずそうに言った

宮舘涼太

さっそれじゃ

宮舘涼太

この話は一旦おしまい

宮舘涼太

お店開くわよ!お客様をお迎えして!

夜になるまで仕事をした

さわか

じゃぁ、まずは打ち上げ花火!

ちょっとさわか先輩

どうして最初に打ち上げ花火なんですかぁ?

そういうのは、最後にとっておくものじゃないんですか!

さわか

えぇ〜

さわか

派手に始めようよ〜

さわか

あ!なんなら手持ちの花火も打ち上げの周りにセットしちゃってもいいかも!

危ないですからぁ!

佐久間大介

あーれおっかしいなー

佐久間大介

俺バイト仲間から花火に誘われたはずだったよなぁ

佐久間大介

いつの間にかこもりになってる気が済るんだけd

さわか

U〜打ち上げ花火やりたい!

もーうさわか先輩ったら〜

桜がさわかを追いかけた

宮舘涼太

火には気をつけてよね!

みんなが楽しく話している中〇〇は端の階段に座っていた

歩く音が近づいてくる

〇〇

翔太...

渡辺翔太

こない方がよかった?

〇〇

そんなこと

渡辺翔太

ちょっと来い

2人で森の中を進んで行く

〇〇

翔太...

渡辺翔太

事故のこと

渡辺翔太

本当に覚えてないんだろ

〇〇

うん

翔太が急にこっちを向いて迫ってくる

壁にぶつかりカバンを落とす

〇〇

っはぁ!

渡辺翔太

ここを、信濃の森だと思って聞け

翔太は両手で〇〇を押し付けて言う

渡辺翔太

もしかしたら、何か思い出すかもしれないだろ

渡辺翔太

あの夜俺たち、こんなように2人きりになれたんだ

渡辺翔太

俺はお前がさわかと同室なのを攻めた

なんでさわかと同室なんだよ

俺も部屋抜けだすからお前も出て来い

渡辺翔太

そしたらお前は

今日の旅行はそんなつもりじゃない

友達みんなできてるから

渡辺翔太

って

渡辺翔太

思い出さないのか?

渡辺翔太

何も?

渡辺翔太

お前は俺に

どうしていつもそんなこと言うの?

私のこと恥ずかしがらせて楽しんでるでしょ

渡辺翔太

って言った

楽しんでねぇよ お前俺が彼氏だって言う自覚ある?

まだ遠足気分なの?

俺はいつでも噛み付いてやるつもりなんだけど

翔太が噛み付くふりをした

〇〇

っひゃ

〇〇

私、もう帰る

渡辺翔太

待てよ

〇〇

やめてっ

〇〇は翔太を押して逃げた

翔太が〇〇の手を掴む

渡辺翔太

怖がることはない
俺はお前が怖がるようなことは何もしてない

渡辺翔太

あん時のお前も、こんな風に逃げ出して

渡辺翔太

崖から落ちた

渡辺翔太

だから、事故は俺のせいなんだ

渡辺翔太

俺あの頃なんかすげぇ焦ってて

渡辺翔太

お前の逃げ道塞いで、早く恋人として意識させたくてがっついてた

翔太は手を離した

渡辺翔太

昨日も同じ

渡辺翔太

付き合ってるってなるまでスッゲェ時間かけて

渡辺翔太

やっとの思いで幼馴染っていう関係を脱却できたのに

渡辺翔太

こんなことになって

〇〇

翔太

渡辺翔太

ごめん、本当は俺こんなこと考えてる場合じゃないよな

渡辺翔太

今は俺なんかよりお前の方がずっと不安に決まってる

渡辺翔太

そんな状態のお前を今度は俺が守んなきゃいけないのに

渡辺翔太

なんかすげぇ情けない

渡辺翔太

俺がダメになりそうだった時お前はちゃんと支えてくれたのにな

〇〇

えっ

渡辺翔太

俺、お前に

救われたんだ

翔太は笑顔で言った

〇〇

私が?

渡辺翔太

それも..覚えてないんだろ

〇〇

私たちもやらない?

みんなが花火で楽しんでいるのを見ながら言った

渡辺翔太

こんな隅で線香花火....

渡辺翔太

お前らしいけど

〇〇

綺麗だね

渡辺翔太

俺には何が楽しいのかよくわかんないけど

〇〇

えっ

渡辺翔太

でも、お前は昔から好きだよな

渡辺翔太

こういうの

渡辺翔太

こういうちっちゃいので喜んでるお前見るの、嫌いじゃない

〇〇

さっき、私が翔太を救ったって言ってたけど

〇〇

あっ

〇〇

話しにくいことなら無理に言わなくていいけど

〇〇

これからのためにも聞いといた方がいいかなって

渡辺翔太

渡辺翔太

そうだな

渡辺翔太

俺の親父...

渡辺翔太

殺した

渡辺翔太

人を...

殺した

火が落ちた

〇〇

っh

渡辺翔太

何か

渡辺翔太

思い出したのか?

〇〇

ううん

〇〇は首を振った

〇〇

(違った

〇〇

(翔太のことじゃなかったんだ

渡辺翔太

親父、泥酔した男に絡まれてさ

渡辺翔太

吹っ飛ばしたら当たりどころが悪くてさ

渡辺翔太

相手が死んだんだ

渡辺翔太

もちろん、相手にも遺族にもすげぇ悪いことしたって思ってる

渡辺翔太

でも、あん時子供だった俺にはなんで親父が殺人者呼ばわりされなきゃいけないのかわかんなかった

渡辺翔太

それ以来周囲の俺を見る目が変わった

渡辺翔太

仲よかった友達からも距離を置かれた

渡辺翔太

怖がられた

渡辺翔太

でもそんな中お前と大介だけは違った

渡辺翔太

お前らがいなかったら今みたいに人の輪に戻れなかったと思う

ドンッと花火の音が鳴った

渡辺翔太

感謝してるんだ、お前に

〇〇

でもそれは翔太が頑張ったからだよ

渡辺翔太

頑張ってなかったよ

渡辺翔太

ただ諦めて流されるだけだった

渡辺翔太

でも今は頑張ろうとしてる

渡辺翔太

正直、大介はうざい時もあったけどな

渡辺翔太

不幸に甘えて諦めるのも

渡辺翔太

逃げてるだけだって気づかせてくれたのも

渡辺翔太

お前なんだ

渡辺翔太

だからもう

渡辺翔太

俺は諦めない

渡辺翔太

お前のこと

〇〇

翔太

渡辺翔太

ん?

〇〇

事故のことちゃんと離してくれてありがとう

佐久間大介

おーい!

おーい

佐久間大介

お前たちも来いよ

渡辺翔太

行くか

翔太が立ち上がった

渡辺翔太

ちょっとうざい兄貴分のところに

〇〇

うん

さわか

あ!そっちへ言ったよ〜

〇〇

え、何?

ねずみ花火ですよ〜

渡辺翔太

うっ

翔太が大介の方へ蹴る

佐久間大介

うわっ

パァン

佐久間大介

おい翔太!死ぬかと思っただろ

渡辺翔太

大袈裟

渡辺翔太

それぐらい避けろよ

〇〇

(話聞けて本当に良かった

3人で帰っている

渡辺翔太

花火スッゲェ久しぶり

佐久間大介

なんか、急に童心に帰ったな

〇〇

うん

渡辺翔太

つうか大介のリアクション大袈裟だ

佐久間大介

あれは急すぎだろ

〇〇

(楽しかった

〇〇

(この思い出は大切にしたい、失いたくない

〇〇

(でも私、どうして何も思い出せないんだろ

〇〇

(無くなった思い出はもう思い出せないのかな

〇〇

(それとも...

渡辺翔太

ここ、覚えてるか?

〇〇

えっ?

佐久間大介

子供の頃よく遊んだ場所だよな

〇〇

ここで?

佐久間大介

えっとー

佐久間大介

ザリガニ公演って勝手に呼んでたんだっけ

渡辺翔太

そうそう

渡辺翔太

一時期ここ座にガニがうじゃうじゃいてそう名付けたんだ

佐久間大介

あれって、今思うと誰か池に放したんだよな

佐久間大介

あのザリガニ

渡辺翔太

俺たち夢中で捕まえてたよな

佐久間大介

で、親に池に返しなさいって怒られてさ

渡辺翔太

ビビってたんだぜ、あれ

佐久間大介

言えてる

〇〇

ふふふ

渡辺翔太

でさ、ちょっとずつこう言う思い出取り戻して欲しいんだよね

渡辺翔太

こいつに

〇〇を見て言った

〇〇

うん

〇〇は頷いた

佐久間大介

おおー

佐久間大介

翔太にしてはずいぶん優しい発言だな

渡辺翔太

別に...

2人は公園のベンチで話している

渡辺翔太

まったく大介のやつ気を利かせたつもりか

じゃ、邪魔者は消えるな あとは若い人達だけで

渡辺翔太

今日は疲れただろ?帰るか

〇〇

うん

〇〇

でももう少しなら

渡辺翔太

俺さ、いつも酷いこと言ったり強引なことしちゃうけど

渡辺翔太

俺、お前だけは守る

渡辺翔太

ニ度とお前を傷つけないって決めたから

〇〇

翔太...

〇〇

ありがとう

渡辺翔太

ん?

〇〇

だって私

〇〇

記憶が無くなってこの先どうすればいいのか分からなくてすごく不安だった

〇〇

それに、いきなり翔太に付き合ってるって言われてそんな実感なくて

〇〇

本当はね、それも信じられなかった

渡辺翔太

だろうな...

〇〇

違うの、今は

〇〇

その、今はね?

〇〇

安心した

渡辺翔太

無理すんなよ

渡辺翔太

前も、俺が告白して付き合ってるってなるまでだいぶ時間がかかったんだ

渡辺翔太

今のお前に改めて申し込んでおく

翔太が立って〇〇の前に来る

渡辺翔太

俺と付き合おう

渡辺翔太

もう、お前と幼馴染には戻りたくない

〇〇

っh

渡辺翔太

付き合おう

渡辺翔太

今の距離感なんかすぐに忘れさせるから

〇〇

翔太、でも私翔太のこと今は...

〇〇

まだ...

渡辺翔太

別に問題ない

〇〇

えっ

渡辺翔太

つうかお前前に俺が告白した時も同じ答えだったんだ

〇〇

hっ

〇〇

ンッ

翔太が〇〇にキスした

〇〇

あんまり強引なことしないで

渡辺翔太

これからは、お前に俺のこと男だと思わせる

渡辺翔太

いつキスするかわからないからな

渡辺翔太

いつも緊張感持ってろよ

渡辺翔太

ばーか

〇〇

え?

〇〇

ひどい!

渡辺翔太

行くか

〇〇

うん

〇〇

また明日ね

渡辺翔太

あぁ

〇〇

(私のなくなった記憶取り戻そう

〇〇

(自分のためにも翔太のためにも

流れ星が流れた

流れ星、祈ったんだ

誰かの声が聞こえた気がした

その時トラックが飛び出してきて

〇〇は轢かれた

〇〇

うっ

携帯の音がする

〇〇

誰?

〇〇

私...

ベットから降りてスマホ画面を見る

〇〇

え?

〇〇

蓮さん?

〇〇

あの

目黒連

あ、やっと出た

目黒連

俺だけど

目黒連

今日、君も俺もバイト休みだよね

〇〇

え?

目黒連

出られる?

目黒連

どこ行きたい?

目黒連

今日ならゆっくりできるよ

〇〇

あの

目黒連

じゃぁ30分後に君の家の前に行くから

〇〇

あっ

〇〇

えっと

電話が切れた

8時30分 8月1日

〇〇は手帳を見る

〇〇

これって、書いたはずなのに

〇〇

どう言うことなの?

手帳には翔太から教えてもらったことを書いたはずだ

スマホの音がする

〇〇

はい?

目黒連

ねぇ大丈夫?

〇〇

えっ

目黒連

さっきちょっと具合悪そうだったからちょっと気になっちゃって

〇〇

あ、ごめんなさい

〇〇

起きたばっかりだったから

目黒連

そ、じゃぁいいけどあと十分くらいで着きそうだから

〇〇

はい、わかりました

目黒連

じゃぁ後でね

〇〇

はい

〇〇

準備しなくちゃ

〇〇

蓮さんいきなりどうしたんだろ

外に出ると蓮が女子に囲まれてた

〇〇

あ、あの人達

女子3人組がいた

目黒連

そろそろ俺行かないと

女子1

いやぁん

女子2

蓮、そんなこと言わないで

目黒連

だから今日無理

目黒連

もう約束しちゃったから

女子3

えええぇ

〇〇は下を向いて立っている

目黒連

あれ?どうしかした

目黒連

もしかしてヤキモチ

〇〇

え?私...

目黒連

珍しいこともあるんだね

目黒連

まっ俺からしたらその方が刺激があって嬉しいんだけどね

目黒連

じゃぁお詫びに君のお願いをなんでも聞くよ

目黒連

俺からしたら色っぽいのがいいんだけどね

目黒連

何して欲しいの?

〇〇

(蓮さんがどうして

〇〇

(まさか、これって

〇〇

(そんなこと!

??

ちょっとよろしいかしら?

目黒連

リカ

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コメント

8

ユーザー

なんか神秘的な物語

ユーザー
ユーザー

ラウールは? どこに行ったの?

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