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~これまでの簡単なあらすじ~
初めて出来た彼氏にフラレた私、小山 奈月は、友達(親友)の湯本 梓に最近転校してきたばかりの彼、四宮 貴之に大泣きしたところを見られてしまった事を相談する。
そこで、梓の提案で、今まで恥ずかしくて言えなかった大泣きした理由をきちんと彼に答えれる様に場所のセッティングをしてもらう事を決めた。
それから一週間が経ったが、一向に梓からの連絡は無く、聞いても「ごめん!なかなか予定が合わなくて」と、濁された挙げ句、何故だかクラスの皆からも避けられているような……?
小山 奈月
湯本 梓
小山 奈月
やはり梓の様子がおかしい、最近は特に、いつもあまり絡まないグループ(漫画で出てきそうな、お嬢様みたいに我が儘で、特別な人しか受け入れない様な感じ)に率先して自分から話し掛けてるし……
そして、そのグループのリーダー格がやたらと私に対して睨み付けてくる。……その周りも含めて。
担任の教師
小山 奈月
小山 奈月
四宮 貴之
小山 奈月
四宮 貴之
小山 奈月
担任の教師
その一言で、今が授業だということを思いだし、周りの視線が一気に私に集まる。
かあっと顔から火が出るほどに真っ赤になるのを全身にまで感じて、ぎゅっと固く口を結んだ。
主犯格A
結局、今日も梓とは話せず、お昼も一人ぽつんと寂しく食べる事となった。
そして、彼が放課後に屋上に誘った意味、あれは何だろうか……。
全く思考が追い付かずに、やはり一人ぽつんと外を見ていると、何人かの気配を感じて、反対側を振り向くと、
小山 奈月
主犯格A
主犯格A
小山 奈月
湯本 梓
小山 奈月
そろそろ彼と約束(?)した放課後の時間が迫っていたが、少しだけなら、と彼女達に大人しく付いていった。
小山 奈月
付いていった先は、体育館の裏。
放課後で、今日はどこの部活もやっていなかった為しーんと静まり返っていた。
ドンッ!!と腕を組んで片足で背中の壁を蹴る。
……こんな性格悪くても仮にも女子なのに、はしたないなぁ、なんて思いながらも怯まずに改めて問いかける。
小山 奈月
主犯格A
主犯格A
小山 奈月
湯本 梓
小山 奈月
小山 奈月
湯本 梓
主犯格A
主犯格A
小山 奈月
小山 奈月
主犯格A
主犯格A
小山 奈月
主犯格A
小山 奈月
主犯格A
パシンッ!と乾いた音がしたのと同時に、左頬に痛みが走る。
どうやら、ひっぱたかれたらしい。
ふふん、良い気味ね、とほくそ笑む彼女に私も一発かましてあげた。
主犯格A
主犯格A
湯本 梓
主犯格A
湯本 梓
湯本 梓
湯本 梓
小山 奈月
湯本 梓
湯本 梓
かつての親友に戻った梓は、最後消え入りそうな声で謝ったのを、彼女自信は知らないだろうけど、私はちゃんと聞こえていた。
小山 奈月
小山 奈月
会えないのには、実質この時には他の理由もあった。
いや、むしろこっちの理由の方が明確だったのかもしれない。
小山 奈月
小山 奈月
小山 奈月
小山 奈月
四宮 貴之
彼の声がして、顔を上げると安堵の表情を浮かべながら駆け寄ってくる。
すぐ近くに来たときには息も上がっていて、相当探したのだと察した。
小山 奈月
四宮 貴之
四宮 貴之
四宮 貴之
小山 奈月
手を伸ばしてきた彼の手を、思わず振り払ってしまった。
はっとして顔色を伺うと、驚いたのと拒絶された悲しみの両方が入り交じった様な表情をしていた。
申し訳無さと、彼の優しさに甘えてしまう自分が怖くて、私はその場から走っていってしまった。
途中、彼が私の名前を叫んでいるのが聞こえた様な気がしたが、とにかくあの場からどうしても離れたかった。
彼の為にも、私自身がもっと早く、彼から離れるべきだった。
これでいい、私は泣きながら、大好きな彼を想って走り続けた。
to be continue...