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最も美しく尊い存在

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最も美しく尊い存在

第3話 - ＃２

42

2024年10月04日

#暴力暴言表現あり

#ちょいBLありかも

#センシティブかも、？

三色団子

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42

三色団子

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次の日の休み時間

司

吏穏ちゃ〜ん！

司

トイレ行こぉ〜！

吏穏

一人で行けよ。

司

え〜何でおねがぁい！

吏穏

わかったよ。

？？？

わぁ、百合君のシャーペン✨(心)

吏穏のシャーペンを手に取る

？？？

欲しい✨

悠利

吏穏って何かやってるの？

吏穏

いや、なんもやってない。

？？？

あ、か、帰ってきた？！

？？？

ど、どうしよう💦

吏穏のシャーペンをポッケに入れて教室を出る

吏穏

ｯ...あれ。

司

どした？

吏穏

俺のシャーペンどこだ？

悠利

さっきは、机の上にあったよね。

吏穏

あぁ。

吏穏

落としたかな。

机の周りを見る

司

まぁ、そのうち見つかるっしょ！

吏穏

だな。

司

売店行こーぜ！

司

吏穏ちゃん陸上部入部
おめでとぉ！！！

悠利

おめでとぉ！

吏穏

あ、ありがとな(笑)

司

お前ら！

司

よく聞くんだ！

司

吏穏ちゃんはな！

司

ちょー足早くて、ちょー力強くて、そんでもって！

司

ちょー喧嘩つよぉい！

悠利

司、吏穏困ってるよ(笑)

司

え、嘘まじ？

吏穏

あ、いや、まぁ(笑)

部員

吏穏さん！かっけぇっす！

部員

俺らにも色々教えてください！

吏穏

お、おう(笑)

3年生は引退して今は2年生の代です

司

じゃ練習行こ〜！

悠利

吏穏、パーカー脱いできてね！

吏穏

えっ？

悠利

えっ？

司

へっ？

吏穏

こんな寒いのに？

悠利

さ、寒い？

司

どこが？

司

ちょうど良くね？

吏穏

あ、いや、冗談！(笑)

悠利

なんだ(笑)

悠利

じゃ先行ってるね！

吏穏

あ、うん。

？？？

百合君のパーカー✨

？？？

いい匂い✨

ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺ

吏穏

ｯ...？！

吏穏

誰かがついてきてる...？(心)

後ろを振り向く

吏穏

誰も、、居ないか。(心)

司

ストーカー？！？！

吏穏

声がでけぇよ馬鹿！

悠利

ストーカーってなんで？

吏穏

わかんねぇけど。

吏穏

最近物がなくなったり。

吏穏

誰かが後ろからついてきてる感じがしててよ。

悠利

もしかしたら。

悠利

この学校の誰かってこと？

吏穏

可能性はある。

司

マジかよ(笑)

吏穏

どうすっかなぁ。

悠利

なんか手伝う？

吏穏

いや、大丈夫。

吏穏

ありがとな。

悠利

って、司！何してんの？

司

マーカー取ろうとしてる！

悠利

そんな高いところ届かないじゃん！

司

うるせぇ！

吏穏

怪我するぞ〜

悠利

あ、司！危ない！

司

ｯ...痛っ！

悠利

ちょっと大丈夫？

司

大丈夫！

吏穏

ｯ？！

吏穏

ｳﾞｯ...

司

ん？

司

吏穏？

吏穏

あ、いや。

吏穏

もしかして、血出てる？

司

へ？

悠利

ほんとだ。

司

うわぁ、なんでわかったの？

吏穏

あ、いや、勘？

司

すげぇ(笑)

吏穏

俺、先帰るわ。

教室に入ろうとする

吏穏

ｯ...？！

吏穏

誰かいる。(心)

吏穏

樹？(心)

吏穏

何してんだ？

　　　　　　　　　　　　　ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

樹

ｯ？！

吏穏

何してんだ？

樹

あ、いや！これは！

吏穏

それ、俺のだよな。

樹

あの、違うんです！

ﾄﾞｽｯ

尻もちをつく

樹

あの、ごめんなさい。

樹

どうしても、やめられなくて。(泣)

樹

好きなんです。(泣)

樹

百合君のことが好きなんです(泣)

吏穏

えっ...。

樹

百合君が僕を助けてくれて

樹

それで。

樹

僕と話してくれて(泣)

樹

ごめんなさい。(泣)

樹

男の僕が、百合君を好きになって。(泣)

樹

ごめんなさい。(泣)

樹

気持ち悪くてごめんなさい(泣)

ﾄｺﾄｺﾄｺ

樹に近寄る

樹

えっ。

吏穏

気持ち悪くなんかねぇよ。

樹

ｯ？！

樹

でもｯ...

吏穏

ｽﾝｽﾝ...

樹の匂いを嗅ぐ

樹

百合...君...。

吏穏

樹。

樹

はいｯ。

吏穏

お前は、俺が何者でも。

吏穏

愛してくれるのか。

樹

えっ？

吏穏

我慢しろ。

吏穏

ｶﾌﾟｯ...

樹

んｯ...//

吏穏

ﾁﾞｭﾙ...ﾁﾞｭｭｭｭｭ...

樹

あっ...///

樹

百合君ｯ...

吏穏

ﾁﾞｭｭ...

吏穏

ﾊﾟﾊｧ...

吏穏

ﾍﾟﾛ...ﾍﾟﾛﾍﾟﾛｯ...

樹

百合君。

吏穏の目は赤く鋭い牙がはえていた。

吏穏

これでも。

吏穏

愛してくれるか？

吏穏

俺と。

吏穏

一緒にいてくれるか？

樹

もちろん。