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一気に展開が進みましたね。 飴は固くて割れにくい、口の中に長く残るという特徴から「固い絆」や「長く続く関係」というイメージで「あなたが好き」という意味を持っているらしいですよ。 まるで誰かさん達の関係の様に___
本当は帰らなきゃ行けない。 足も、歩く度に ズキズキしだして、 正直歩くのが辛い程だった。 でも意識は全て桜君に 向いていて、 この感覚が正直俺にとったら 不思議な感覚だった。
2人とも『帰ろう。』 その言葉がいいだせず、 しばらく一緒に闇深い夜道を歩いた。 普段の俺なら 無言になっていえもどうでもいいと 思ってしまえるだろう。 けどこの人の前では、…… 桜君にだけは、 沈黙すらも惜しい時間だと そう思ってしまった。
俺は隣に居るであろう 白黒頭をして 色違いの美しい瞳をした 好きな人をちらりと見た。 ポツリと口走った言葉は、
蘇枋
喉に詰まった飴が 溶けだしたように出た 本心だった。
ただのオタクです(腐女子)
12,038
#きりゅさく
時雨 雫
65
流れに身を任せ 着いた場所は、 海の塩っけある匂いが、 俺の鼻の奥をツンと刺激した。 冷えた潮風が俺達の 体を吹き抜けた。
桜
蘇枋
蘇枋
この場所は全てが新しく 思えて、 俺の好奇心を擽った。 真っ暗い夜の海は 月当たりに照らされて、 キラキラ輝いて見えた。 その姿は宝石の様だった
蘇枋
蘇枋
桜
桜
蘇枋
顔に熱が上がるのがわかり、 俺の体はワナワナと震えた。 蘇枋から見たら、 海を見ていた俺はどんな顔を していたのだろうか。 今の俺はどんな顔を しているのだろうか。
桜
桜
桜
蘇枋
桜
桜
蘇枋
夜でも分かるほど明るく輝き、 闇に負けないほど深い赤色の 瞳が、 ニッコリと笑って俺を見た。 巫山戯て言っているであろう その顔は ニコリと笑ったまま動かない。
桜
桜
蘇枋
蘇枋
桜
俺より少し身長が高い男と 目を合わせようとして、 俺は顔を上へと上げた。
焦りを見せないこの男が 俺の返した予想外の言葉に 慌てだしたのは見てわかった。 冗談だと分かりながらも こう返した俺はきっと この男よりも性格が 悪いのだろうか。
桜
この質問を返した俺は さらに自分の性格の悪さを 自覚するのだった。
蘇枋
桜
桜
暫く海を眺めた俺達は 帰りはあの約束の通りに 帰った。
まんまと、 あの桜君にしてやられた。 俺は静かに自分の体を この大きな背中に預けた。
俺をおぶっている所為か、 桜君の心臓は早く鼓動していた。 この音すら心地よく思えてきて、 らしくない考えが頭をよぎった。
蘇枋
蘇枋
桜
桜
蘇枋
言いかけた言葉を飲み込んだ だって気づいてしまったから。 この桜君の心音が、そうだと 俺に伝えてきていた。
口ではそう言わないのに、 桜君の全身が、 そうだと俺へ答えを照らし合わせた。 それに応答するかの 様に俺の鼓動も 徐々に早くなるのを感じた。
気づいた時には 俺の鼓動も、 表情も 言葉も 何もかも制御が出来なくなっていた。
喉につっかえていた飴玉が 全て熔けて、 俺の言葉を自由にした。
蘇枋
出てきた本心は 君にはどう聞こえたのだろうか。 俺は君の背中に顔を擦り付けた。