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主
主
主
主
主
⚠️注意⚠️ BL nmmn ご本人様と一切関係ありません 通報、荒らし、シェア、パクリ等禁止 地雷さん回れ右 エセ関西弁 誤字脱字🈶 微黒赤要素🈶
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スマホとにらめっこしている彼氏。呼びかけてもこっちを見てくれないし…忙しいのだろうけどここ数日ずっとそんな調子だ。さすがに寂しい
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せっかく2人きりなのに…同棲してる訳じゃないし、最近はあんまり会えてなかったから一緒に居れるの楽しみにしてたのにな…
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黒
嫉妬させたいというか構ってほしいのだろう。俺は彼氏とか彼女とかいないから分からんけど…
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黒
真面目にそれは無いと思う。しかしそう答えてもスマホ越しに聞こえる最年少の声は暗くて自信がないように聞こえる
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今日は僕の家にほとけっちが来てくれた。その機会を利用して嫉妬させよう大作戦を決行する!ちなみにほとけっちにはこのことを話していないから困惑している様子だ。さすがに言わなかったのはダメだったかな…?
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作るのはドーナツだし、ほとけっちへのプレゼント用なんだけどそれを言ったら面白くないとあにきに言われたから秘密にする。秘密と言ったら微妙な顔をされたがそれも作戦のうちだ
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ちらりとほとけっちの方を見るがなんだかパソコンとにらめっこしていて、こちらを見ている様子がない。やっぱりりうらに興味ないのかな…
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黒
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あにきとスプラをしていても彼は忙しそうにパソコンと向き合っている。なんで…
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数時間後
黒
赤
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結局あの後何をしてもこっちを見てくれる様子はなかった。やっぱり冷め期、いや潮時なのだろう…それを痛感しただけだった
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赤
お風呂上がり
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お風呂上がって髪の毛乾かして…と色々した後リビングに戻ると彼氏は机に突っ伏して寝ていた。パソコンは閉じていて、きっと疲れて眠ってしまったのだろう
赤
結局何も出来なかったし…嫉妬大作戦の成果はなし。強いて言えばもう潮時だということがわかっただけだった。知りたくない現実を知ってしまった
赤
人差し指で彼のの頭をコツンっと突く。すると頭が傾いて僕の方に彼の顔が向いた。寝ているけど…
赤
辛かった。りうらは好きなのに君はもうそう思っていないという現実がただ辛かった。心を握りしめられたようにぎゅぅっと痛い
それでも君が好き。冷められたからって嫌いになんてなれない。だから悪あがきとして…
赤
君の唇にキスを落とす。好き、大好き、だから…こっち向いてよ…少し長めのキス
赤
それでも君は寝たまま。起きてくれない。こっちを向いてくれない…
赤
彼の肩に頭をグリグリと押し付けながら泣かないように必死にこらえる。君の優しい香りはこんなにも感じるのに、1番欲しい君からの愛情は1番感じない
水
ふわりとさっきよりも強く香る君の香り。手の前が何も見えなくなる。でも人の温もりを感じる
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水
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自分の頭に誰かの手が、いや、彼氏の手が乗る。その手は優しくて、僕の大好きな手
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水
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笑いながらまた頭を撫でられる。でももう優しくされたくないな…好きだけど…潮時ならもう優しくしないでほしいな…だから大好きな君の手を抑える
赤
赤
今まで拒まれたことはなかった。機嫌が悪い訳では無いだろう。やっぱり構ってあげられなかったのが悪かったか…
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赤
一筋の涙がりうちゃんの目から流れる。どんなに僕が反論しようとしてもりうちゃんがとめどなく話してくるから静止できない。いや、そんなのは言い訳だな
僕は、君にそんなこと言わせるようなことをしてしまったんだな…
赤
用事なんてないだろうし、もう泣き顔は見せられない、この涙も君の優しさに響いてしまうとでも思っているのだろう。だから…
水
赤
逃げるように玄関へ行く君の手首を掴む。涙がとめどなく溢れていて、片手で必死に拭っている様子に胸が締め付けられる
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りうちゃんの前に立って手を繋ぐ。それでもこっちを見てくれないし、俯いている。床に涙がポツポツと落ちる
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こんなんじゃきっと君は信じてくれないだろうな。そこまで僕が不安にさせてしまったし…。その不安を拭いさるように…
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水
赤
普段りうちゃんりうちゃんと言っているからりうら呼びをしてみる。すると驚いたように顔を上げ、好きだよと伝えるとまた沢山涙が溢れている
そんな泣いている君も美しく、愛おしく見えるほど君に惚れているのに、それをどうやって伝えたらいいんだろう。どんな言葉でも足りないな
だから…
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赤
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おまけ
赤
水
手で彼女の涙を拭う。その手にすりすりと顔を付けている彼女。さっきよりも表情が柔らかいし嬉しそうにしている。そんな君がほんとに愛おしい
水
そう言って手を広げる。すると…
赤
少し恥ずかしいのか控えめに抱きつかれる。耳も赤いのが分かる。元々ツンデレだからこういうことするのは彼女的にはキャパオーバーだろう
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赤
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あれ…微妙な反応だな…。どうしたんだろう…恥ずかしくて脳死してるような感じは無いし…すると、さっきまで僕の服に顔を埋めていたりうちゃんがぴょこんと顔を出して
赤
あぁ…そういう事か…。いや可愛すぎる。プクッと顔を膨らましているけど耳まで真っ赤。逆にこっちがキャパオーバーだ
水
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赤
うわぁ可愛すぎるぅ…えへへと言いながら僕にすりすりしている。本っ当に可愛い
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水
でもやっと君の笑顔を見れた。やっと笑った。笑った顔も愛おしくて…
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