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音夢

すたーと

音夢

おはよ、エマ

エマ

おはよ〜

エマ

音夢姉場地の墓参り今月も行かへんの?

音夢

……行きたくない

エマ

行ったら認めた事になるから?

音夢

…うん

エマ

けど、場地は来て欲しいんじゃないの?

音夢

でも…

エマ

私も着いて行ってあげるから。

音夢

…怖いんだよ

エマ

え?

音夢

場地のいない世界を認めて壊れていく自分が。

エマ

音夢姉……

音夢

ごめんね、こんなお姉ちゃんで。
でも、あの時みたいにまた壊れるのはもう嫌なの。また東卍の皆に迷惑かけちゃう。

エマ

行ってみもしないで何で分かるの

音夢

自分の事だからだよ
自分の事は自分が1番よく知ってる。

エマ

ねぇ、、本当に音夢姉はそれでいいの?

音夢

決めた事だから、、

エマ

分かった、音夢姉場地のお墓自分の中でケリが着いたら絶対行ってあげるって今すぐ約束して。

音夢

っ!

音夢

なんで

エマ

じゃなきゃ私音夢姉の事嫌いになるから。

音夢

…考えさせて

エマ

分かった。今日中ね。

音夢

…(。_。`)コク
散歩してくる。

音夢

……

音夢

どうしろって…

音夢

はぁ

千冬

あれ、音夢

音夢

あ、千冬

千冬

なんでここ居んの?

音夢

いや、まぁ。
散歩かな。

千冬

ふーん

音夢

千冬こそ何で

千冬

気晴らしに

音夢

…けーすけの墓参りって行った、?

千冬

…行ったよ。
行かねーと前に進めないからな。

音夢

…凄いな。

千冬

何で?

音夢

千冬は誰よりもずっと近くでけーすけのそばに居て死んでからも前に進まなきゃってなってる。

その点、私はけーすけに色々して貰って恩返し出来ないままけーすけが突然私の前から居なくなって死を受け入れられないままお墓にも行けず、前に進んでるようで進めてない毎日を送ってるから。

千冬

…俺は早く現実見ないと場地さんとの約束守れねーから

千冬

本当だったら俺だって音夢みたいになってたよ。

千冬

立ち直って、前に進むのは音夢のペースでいいんだよ。

音夢

……

音夢

ありがとう

音夢

僕もう行くわ。
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