テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

slow of Love

一覧ページ

「slow of Love」のメインビジュアル

slow of Love

1 - 第1話 大切なものは塵となって消えやすい

♥

51

2024年11月13日

シェアするシェアする
報告する

みんなはこの世の中が何で出来ているか考えた事はあるか?

正直に言うと私は、お金で出来ていると思う

何故なら 健康だって 食糧だって 住む家だって

お金で手に入ってしまうから

逆にいうと お金で買えないものなんてあるのだろうか?

私はないと思う

だから…私達は必死に働かないと生活が出来なくなる

お金が貰えなくなる

お腹が満たされなくなる

病にかかってしまう

その恐怖の三重苦から人間はいつも 逃げてきた

お金を代償に

いつだって 人間は、政府の家畜なのだ

だから 政府には逆らえない

逆らってはいけない

それは…家の決まりでも同じ

それを破れば私達は居場所がなくなる

家族がいなくなる……

…苦しくなる

鈴歌 レイカ

…嘘でしょ……

目の前には 精一杯働き やっとの思いで買った私の家が炎に覆われている

私は、目の前で起こっている悲惨な出来事を受け止められず膝から崩れた落ちた

鈴歌 レイカ

…なんでよ…

鈴歌 レイカ

精一杯……働いて買った家なのに…

鈴歌 レイカ

ねぇ……ッ!
どうしてよ ッ!

鈴歌 レイカ

誰が……

鈴歌 レイカ

誰がやったんだよッ!

心の底から湧き出続ける憎しみを言葉にしたけれど 状況は逆に酷くなるばかりだ

鈴歌 レイカ

……なんで

鈴歌 レイカ

…もう…どうしたら…いいの?

鈴歌 レイカ

私が住める家…なくなっちゃった…

その後 警察官や消防士の人が沢山来て何があったか聞かれた

私は迷うことなくこう言った

鈴歌 レイカ

……仕事から帰ったら家と私の私物が炎上してました

それからは あまり記憶が曖昧で覚えていない

自分の家と私物が燃えて

私の住む場所が塵もなく消え去ったという事だけしか

鈴歌 レイカ

…あはは……

鈴歌 レイカ

まだ空いてるホテルあるかな…

先程の火事騒動はもうなかった事にされ

私は、何処か空いているホテルを探していた

鈴歌 レイカ

…こんな時間に空いてるホテルなんて…ある訳_

不意に 山を横目で見た時 一瞬白い光が見えた気がした

鈴歌 レイカ

…気の所為…?

そう思った矢先に

山からまたきらりと一瞬光が見えた

鈴歌 レイカ

…気の所為……じゃないよね

鈴歌 レイカ

……なんで山から光が…?

そんな疑問を口にしても 誰も応えてはくれない

鈴歌 レイカ

……もしかして ホテルでもあるのか…?

もし 私の仮説が合っていれば 私はホテルに泊まり やっとの思いで就寝する事が出来る

鈴歌 レイカ

…ちょっと遠いけど…行ってみる価値はありそうだな…

そうと決まれば 私は、目的地を先程光が見えた宿泊施設にし

少し歩く脚を早めた

この作品はいかがでしたか?

51

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚