死にたくなる病を負った君は神様を信じるのだろうか［ 完結 ］

学校オンラインからのオンライン塾 。 しんど

さて , 此処からどうしようか 。

助けを呼ぶ ?

… 叫ぶんか , 却下

誰か来るまで待つ ?

… いや何日かかるんだよ , 却下

探って探って ,

俺が辿り着いた結論は

『 自力でりうらを持ち上げる 』

こいつは身長ある癖にやたらと軽い 。

羨ましい

いざ持ち上げるとめっちゃ軽かった 。

こいつ本当は何も食ってないのでは

屋上とは言え , 此処は病院だ

玄関前には少なからず1人は居るだろう

そうして軽々と持ち上げられたりうらはと言うと

… 拗ねていた

彼は返事が面倒だったらしく

首を只横に振るだけだった

機嫌の悪さが口調に出やすいんか

そう言う俺にりうらは反抗

『 茜空 』

何処かで聞いたことある単語だった

赤に似た夕焼け空らしい 。

噂によるととにかく綺麗らしい

言われてみれば 。 全く同じ空は見た事が無い

ぼ - んやりそんなことを考えていたが ,

……

まるで子供へのしつけみたいだった

そして ,

其の空を見上げる彼の目は ,

透き通る綺麗な宝石の様だった - …

[ next♡800 ］