マリーゴールドの花が

数分後

それから数週間がしたある日

なーくんはそう言ってた

置いてあったのはいつでもどんな時でも

綺麗に咲いたマリゴールドの花だった。

そんなある日俺の退院が決まった

まぁ足を怪我しただけだから

すぐに退院はできた

その最後の日なーくんがお見送りに来てくれた時の話だ

それから数ヶ月後

俺はまた検査入院と言う形で入院になった

前と同じ病院だったのでなーくんに会えるかも

そう思って内心嬉しかった

ジェル先生に連れられて来た部屋は

いつものなーくんの部屋番号の部屋

中はいつもどうり無駄に広くて1輪だけ花があった

でも、そこにはなーくんの姿はなかった...

そう言ってジェル先生は俺を抱きしめた

きっとジェル先生もものすごく悲しかったと思うのに

泣かずに俺を慰めた

なーくんは年の差はすごくあったが

弟のように可愛く仲良くしていた...

さとみくんへ お元気ですか？ 俺は今身体中が痛くて気持ち悪くて今にも死んじゃいそう 俺はもうそんなに長くないと思うんだけど 俺にはマリーゴールドがあるから絶対大丈夫！ でも、これを読んでるってことは この世に俺はいないかもしれないね笑 あの世では絶対にかけっことかして遊ぶんだ あと絶対マリーゴールドを育てるの！ さとみくんは俺以上にこの世を楽しんでね。 また来世で会いましょう。 ななもり。より！

そこにはふにゃふにゃな字でなーくんからのメッセージがあった

それから数年俺は大人になっていた

久しぶりに来た場所は

なーくんのお墓だった

❦ℯꫛᎴ❧