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文學学園物語

第20話 - 物語1章弐拾話　本格的(緩い)虐め

2024年11月23日

#文スト

#学パロ

#オリキャラ注意

#シリアスだったりギャグだったり

葉曖麗奈　不定期

通学路

叶夢

……しっかし、俺の鞄誰に盗まれたんだか……

叶夢

……まぁ、大した物入ってねぇから別に良いけど……

叶夢

……(あの鞄だけは、無事に帰ってくれば良いんだが……)

叶夢

………そんな上手くいくはずない、か……(苦笑)

叶夢

………〔ドアの上を見て〕

上の方にバケツが見える

叶夢

(うわー、あからさまなトラップ……仕掛けお粗末が過ぎね？)

叶夢

(これもう見えてんじゃん、もう少し上手く隠せなかったのか？仕掛けた奴……)

叶夢

(……まぁ、引っかかってやるか……あー、でも…着替えねぇな～)〔ドアに手を掛け開ける〕

バッシャーン

叶夢

………〔全身びしょ濡れで、髪から水滴が垂れてきてる〕

叶夢

(……あ～寒っ……ほんと典型的過ぎるな、なんっかい受けたと……)

アッハハハ！

姫魏　キリカ

そんなに濡れて良いざまね！水も滴る莫迦女、とはこの事かしら？

叶夢

…はぁぁぁ……(長い溜息)

叶夢

…勘違いしてる様だが俺はおt

先生

ホームルーム始めるぞーって…何だこの水溜まり…

先生

それに咲華蛇、お前びしょ濡れじゃないか…！？

叶夢

先生、これは＿

姫魏　キリカ

咲華蛇さんが教室の汚れを気にして拭こうとし…

姫魏　キリカ

足が引っかかってバケツをひっくり返しちゃっただけですよ、先生(笑顔)

叶夢

(此奴…平然と嘘つきやがった……)

先生

……後日、本当かどうか確かめるからな、咲華蛇、姫魏

叶夢

はい

姫魏　キリカ

…はーい

先生

それと、咲華蛇は保健室から制服借りて…

先生

濡れた制服は洗濯させて貰え、与謝野先生が居るから、置いてる場所と使い方分からなければ聞けよ

叶夢

分かりました(めっちゃ親切だなこの先生…いや、これが普通なのか…？)

叶夢

(…にしても、さっきの姫魏の「そんな事聞いてない」って感じの表情と声……面白かったなー…)

叶夢

(多分彼奴あれだろ、主人公が虐められっ子の漫画読みすぎだな)

叶夢

(先生が騙される時は面倒事にしたくねぇから無視決め込む奴か)

叶夢

(…確率低いが、唯騙されやすい莫迦だからな)

叶夢

(いや～、やっぱざまぁは彼奴だな)

叶夢

(仕掛けが雑で引っかかる奴が可笑しい程だったから"優しさ"で引っかかってやったのに誇らしげにしてたし)

叶夢

(いや～、滑稽滑稽)〔めっちゃ口角上げながら〕

叶夢

…あ

中原　中也

うぉっ…叶夢……

叶夢

中也じゃねぇか、もうホームルーム始まってるから急げよ～〔普通に通り過ぎようと〕

中原　中也

お、おう……

中原　中也

……って、ちょっっと待て！？〔叶夢の肩掴んで〕

叶夢

………んだよ…？

中原　中也

お前…何でそんなびしょ濡れなんだ…？

叶夢

…唯すっ転んで近くにあったバケツひっくり返しただけだ

叶夢

俺んとこの担任に聞きゃぁ同じ様な事聞けるぞ

叶夢

あと後日、事実確認入るし、そん時居ればほんとか分かるだろ〔溜息つきながら〕

中原　中也

……明らかにちげぇだろ、一体何が＿＿

叶夢

そろそろ寒くなってきたから行くな、早めに与謝野先生のとこ行って着替えてぇし〔肩の手を退け階段を降りようと〕

中原　中也

……じゃぁ俺もついてく

叶夢

はぁ？？

叶夢

ホームルームどうすんだよお前……

叶夢

それポイントやらに影響出るんじゃ…

中原　中也

別に金欠でもねぇし平気だ

中原　中也

それに今日の護衛は俺と芥川だろ

中原　中也

……芥川はまだ療養中だが…

叶夢

あー、彼奴この間の騒ぎ関係無しに持病の悪化で休んでたもんな……(苦笑)

中原　中也

病の悪化程やべぇもんねぇしな……

中原　中也

…っとまぁそんな訳で、ついて行かせてもらうぞ

中原　中也

ついでに着替え終わったらほんとの事話せよ

叶夢

…へいへい、風紀委員長の仰せのままに～

中原　中也

それは辞めろ

叶夢

はーい

叶夢

与謝野先生居ますかー

与謝野　晶子

居るけど……どうしたんだいその濡れ具合は……

叶夢

後程話すんで着替え借りたいんですけどー

叶夢

ついでに洗濯機のやり方教えてくださーい

与謝野　晶子

…はぁ、まァ分かったよ

与謝野　晶子

終わったらじっっくり聞かせて貰うからね

叶夢

へーい

暫くして

叶夢

……ダボい…(着替えた後)

中原　中也

それぐらい我慢しろよー

叶夢

うーす……

与謝野　晶子

……それで？あんな濡れ方してた理由を

与謝野　晶子

嘘無しで

与謝野　晶子

ちゃんと

与謝野　晶子

…答えてくれるかい？答えによっては……(不敵な笑み)

叶夢

その笑みが怖いって話するか？

中原　中也

その前にお前の話からな(笑顔)

叶夢

此方も怖ぇな……

叶夢

は～……分ぁったよ、話せば良いんだろ話せば……

叶夢経緯説明中

叶夢

＿＿＿ってな訳だ…って

叶夢

……お前等なんつぅ顔してんだ……

中原　中也

おまっ……分かるのはすげぇが分かってんだったら避けろよ！？それぐらい出来んだろ！？

与謝野　晶子

妾も同じ意見だねェ、態々引っかかる必要も無いだろうに……

叶夢

いや、あんなのに引っかかる奴なんて居ねぇよ

叶夢

仕掛けが余りにも甘過ぎたから可哀想で態と引っかかってやったんだ

叶夢

逆に感謝されてほしいもんだわ〔鼻で笑って〕

中原　中也

普通ドアの上とかそんな注目しねぇからな！？

叶夢

？そうなのか？皆やるかと……

叶夢

注意して見ねぇと何時何が降ってくるか分かんねぇし……

中原　中也

そうだった此奴虐め内容大体コンプリートしてんだった…っ！

与謝野　晶子

この子虐めにあってたのかい！？(初耳)

叶夢

小2から卒業までずっとあったぞー(真顔)

与謝野　晶子

そんな長い間良く耐えたねェ……(苦笑)

叶夢

まぁなー

中原　中也

……ハァーーーーーーーー………(溜息)

叶夢

すっげぇ長い溜息……

与謝野　晶子

原因アンタだよ

中原　中也

……取り敢えず青鯖の野郎を殴りてぇ

叶夢

やめたげてー、これ以上怪我させたら多分味しめて態と怪我して学校来なくなるぞー

中原　中也

………(ｽﾝｯ)

叶夢

急に冷静になった………？こっわ……

与謝野　晶子

此処の部分下書きで書いていた時中の奴深夜テンションだったからねェ……

メ　タ　い

叶夢

…取り敢えず、そろそろ教室戻らね？

叶夢

中也は遅刻してんだし……

中原　中也

…それもそうだな

中原　中也

先生、あざした

叶夢

したー

与謝野　晶子

はーい、気を付けるんだよォー

叶夢

んじゃ、俺行くな

中原　中也

おう、辛そうなら連絡くれよ

叶夢

分かった、それじゃーな

叶夢

………誰も居ない…？

叶夢

…まぁ、いっか……考え事するには丁度良い……あ

叶夢の席が無い

叶夢

………何処か移動させられた…？

叶夢

………落とされたかな……〔窓を開け下を見て〕

叶夢

……特に無さそu

ﾄﾞﾝｯ！

叶夢

えっ

叶夢

っ…！〔液体を出しクッション代わりにして衝撃を抑え、窓の方を見る〕

誰もいない

叶夢

……？(今、確かに押された…よな…？)

中島　敦

叶夢君！？どうしてこんな所に？！〔道具を持っていて〕

叶夢

あー…敦か……

叶夢

………一寸な……敦は、この後体育とかか？

中島　敦

う、うん…そうだよ……

叶夢

やっぱりか…その道具、運動とかで使うしな………

叶夢

……1限目から辛くねぇか？

中島　敦

うーん……まぁ辛いかな、あんまり体動かないしね……

中島　敦

……って、それよりもまず此処に居た訳を話して貰わないと……

叶夢

まぁ、色々あったんだよ

叶夢

そろそろ戻るわ、じゃな〔早足で去って〕

中島　敦

え、一寸！

叶夢

はぁ……足と背中が痛てぇ……

叶夢

変な体勢で衝撃受けたからか……？

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