特等席は私だけ 。

幼い頃から争う事が好きじゃなくて平和が好きだった

だから 、昔『蝶ちゃんはどっちの味方なの』討論が苦手だった

わたしはずっと"どっちの味方じゃないよ"としか言えなかった

それが 、1番だと思ったから 。

仲が良かった女子と男子の陰口を聞くまでは ──

♀︎『 蝶ちゃんさぁ 〜 うざくない .ᐣ 笑笑 』

♂︎『 なんかお高くとまってます感キモイよな 〜 ‪.ᐟ 』

♂︎ 『 あきらかにお前らとは格が違う 〜 みたいな .ᐣ 笑 』

♂︎『 てかあいつ普通に"名前負け"してね ‪.ᐣ 笑笑 』

♀︎ 『 ねえ 、分かる ‪〜 蝶とかあってなさすぎ 笑笑 』

♀︎『 マジ偽善者ぶんなって感じ 〜 笑 』

違う 、そんなつもりじゃ … ‪.ᐟ

ごめんなさい ..

『 黙って仕事しなさいよ 』

『 お前少しは大人しくなれよ 』

ごめんなさい 、

ごめんなさい … ‪.ᐟ

目を開けると正面にドアップのトラくんの顔があった

そう言うとトラくんは意味深な笑みを浮かべて

あんなことがあったんだし …

壁を … 置かれた .ᐣ

そう言ってウィンクをし 、妖艶に微笑んだ

久しぶりにトラくんのそんな姿を見たからか

つい赤くなってしまった

え 、え‪ .ᐟ.ᐣ

遠回しに告白されてるの私 ‪.ᐟ.ᐣ

するとドアが開き 、颯馬くんがきて

ギョッと驚いた顔をし …

自分の体調管理もできないなんて …

するとトラくんが頭を撫でてくれ 、

まだ頭撫でられてるんですが .ᐟ.ᐣ⸝⸝

…

でも落ち着くのは否めない …

あ 、ちょっと眠くなってきたかも …

うとうとしているといつの間にか寝落ちしてしまい

トラくんの胸で眠ってしまった ─