特等席は私だけ 。

再び目が覚めるとまた違う景色が広がっていた

なんかちょっと残念な気もするけど 、よかった ‪.ᐟ

朝からこんなに食べると胃もたれしそうと思ったのもつかの間

目の前には色とりどりの野菜や和洋食があった

なにか大事なこと忘れてる気がするけど …

気のせいだよね ‪.ᐟ

すず達と過ごしていると時間が経つのもあっという間で

気がついたら朝の9:30になっていた

そこで私はふと 、こう思った

プルルルル ───

そこで私の携帯の着信音が鳴った

画面を見るとトラくんからの着信だった

トラ ( 蝶 .ᐣ いきなりごめんね

トラ ( 今そこにベリたますずいるよね .ᐣ

トラ ( じゃあちょっとスピーカーにしてくれる .ᐣ

トラくんにそう言われスピーカーにすると

トラ ( ついさっき蝶の会社が倒産したよ 。

頭が真っ白になった ─

トラ ( ちょっと俺も頑張ったんだよ ‪.ᐟ.ᐣ

颯馬 ( 渚うるさい

トラ ( あぁ 、ごめん颯馬

トラ ( それで話戻すけど

トラ ( 蝶の会社の上層部が …

トラ ( 麻薬 、賭博 、違法取引 …

トラ ( とにかく真っ黒だったんだよ

驚きで声が出なくなってしまった

トラ ( それで確認なんだけど …

トラ ( その上層部たちと関わりってあった 、.ᐣ

何故か 、◯◯さんは私にだけ当たりが強くて

仕事を全部私に丸投げしていた ─

トラ ( … そう 、よかった

トラ ( じゃあ数時間後にそっち帰るからまた後で

プツｯ ─

… あれ 、ちょっと待って .ᐣ

ガチャ

そう言ってすずはトラくんの肩をバシバシ叩き 、

つい 、無意識で目を背けてしまった

あんな … コソコソして何を言ったんだろ

やっぱり付き合って 、… .ᐣ

いや充分ありえる …

あぁ … やだなこんな僻みみたいな …

あ 、そっか私 …

トラくんのこといつの間にか好きになってたんだ

あぁ … この優しさが心に染みて …

… 上手く笑えていたのか不安になる 。

でもみんながいるこの空気を私のせいで悪くしたくない 。

色んなことがありすぎて感情が蠢いていて 、

… 今はただ1人になりたかった 。