泉月
…!

この人が、てっぺんの人…
一体、どんなひとなんだろう…
梅宮 一
《ごめん…言うこと忘れちゃった..》

泉月
ぇっ

梅宮 一
《ああそうだ…》

梅宮 一
《お前らぁ青春しろよ?青春!!》

梅宮 一
《せっかく高校へ来たんだからな!》

青春……?青春ってよく、した方がいいって言うけど、どうやるんだろうか、
杉下京太郎
コクコク…!

泉月
……(こ、これが狂信者…、?)

梅宮 一
《たくさん思い出作って有意義にすごせよ!》

梅宮 一
《海とか山とか行くこといいな!ちなみにオレは海派だ!》

泉月
ねぇねぇ、楡井くん、海と山って、普通行くもんなの、?

楡井 秋彦
え″!も、もしかして行った事…ない、っすか?

泉月
うん、"私"はね。

楡井 秋彦
…(私は、?)

桜遥
…?

梅宮 一
《よっしゃあ!今年の夏はみんなで海行こーぜ!カキ氷食おうぜ!》

泉月
かき氷、?

蘇枋隼飛
氷を細かく削るか砕いて、シロップなどをかけた氷菓だよ。

泉月
冷たくて甘いの、?

蘇枋隼飛
うん!アイスと同じだよ

泉月
アイス…、?

泉月
アイスって、?

蘇枋隼飛
えっ

.
アイス食べた事ないのか!?

泉月
うん。よく弟が食べていたのは見たけど…

蘇枋隼飛
…

.
俺と今度食べよーぜ!!

桜遥
は?

桜遥
テメェ、今何つった。

.
ナンデモナイデス

梅宮 一
《あ一、つい癖でみんなとか言っちゃったけど...》

梅宮 一
《これだけ人数が集まれば会わねぇ奴もいるだろうしこれから色々あるだろう…》

梅宮 一
《ま!さすがに初日から殴り合いのケンカはないと思うけどな!》

蘇枋隼飛
よかったね。杉下くん。

蘇枋隼飛
泉ちゃんに止めてもらって

杉下京太郎
……っす、(複雑な心境)

泉月
複雑そうだけど、大丈夫、?

楡井 秋彦
多分平気っすよ!

泉月
…(ほんとかな…)

梅宮 一
《まぁ、これだけは言っとかねーとな…》

梅宮 一
《お前ら、、「街を守れ。」》

梅宮 一
《オレたちがもらった名前は"暴風鈴"》

梅宮 一
《その名に違わず人を物を思いを大切なものを守れ》

梅宮 一
《それがここの唯一のルールだ》

泉月
大切なものを守る…、

親に無理矢理で入れられた学校。
無理矢理で不安だったけれど、
案外良かったかもしれない。
.
押忍!!

泉月
…いい人達に会えたかもね。

桜遥
…

梅宮 一
《あと、なんだっけー、もう一つあった気がしたんだが…》

柊登馬
《もう1人、泉…月だっけか、?そいつに話があるんだろ?》

梅宮 一
《それだ!!!!》

柊登馬
《ばっ!!声がデケェ!!》

泉月
わたし、?

桜遥
…何の用なんだ…

梅宮 一
《屋上に後で来て欲しいんだ!少し、話がしたくてな!!》

泉月
…

梅宮 一
《じゃあ、待ってるな〜!》

桜遥
…あの人、何の用だよ…

杉下京太郎
″梅宮さん″だ!!💢

桜遥
うるっせぇ!!

泉月
…屋上、、誰か案内してくれませんか、?

杉下京太郎
……、(ジッ

泉月
?案内してくれるんですか?

杉下京太郎
…(コクコク)

泉月
…ありがとう。

桜遥
あ″!?

桜遥
俺も行かせろ

蘇枋隼飛
桜くんはオレ達とここで待っていようよ

桜遥
は、ぁ?

蘇枋隼飛
すぐ戻ってくるさ

泉月
待っててくれる、?遥…

桜遥
わぁったよ…

泉月
ありがとう。
