主
クロノア
昨日の夜、紫色の彼が 死んだ
昔から仲が良くて、 弟のように可愛がってきた
俺が、しっかりしなくちゃ 心配かけないようにしなきゃ
……そう思えば 大丈夫だと思っていた
クロノア
頭を抱え、ベッドの上で うずくまる
何かが頬を伝い、 ベッドを濡らす
コンコン
ノックをする音が聞こえた
クロノア
クロノア
ふいっとドアの方を見ても 人の影はなくて、隣の 部屋のドアが開いた音がした
時計を見てまた 眠りについた
多分深夜3時くらいだったと 思う
その日は皆仕事を休んだ
皆リビングに集まって 暗い顔をして、黄色と赤色の 彼は大きな瞳に涙を 浮かべていた
緑色の彼は部屋から 出てこないともう1人の 青色の彼が教えてくれた
見る限り、緑色と 深緑の彼ら以外は リビングに集まっている様だ
クロノア
クロノア
立ち上がって皆を見る コクコクと頷き自分の席に ついた
クロノア
金豚きょー
パクッと金色の彼が 1口頬張れば、それに 続いて皆も食べ始めた
泣き声と共に箸と 皿がぶつかる音が静かな 部屋に響く
らっだぁ
青色の彼が皆に問う
らっだぁ
コンタミ
レウクラウド
一通りの食事を終え 深緑の彼の部屋へ向かう
そういえば隣の部屋は トラゾーだったな
金色の彼がドアを叩く
金豚きょー
返事がない
金豚きょー
金豚きょー
勢いよく開けたドアの 向こう、金色の彼は 何かに顔をぶつけた
金豚きょー
クロノア
金豚きょー
クロノア
部屋の電気を付けて そのぶつかった正体が わかるまでに
俺と青色の彼は 黄色と紺色の彼の目を ふさぐ
コンタミ
ぺいんと
部屋が明るくなった
レウクラウド
赤色の彼が悲鳴をあげる
そこには何故か浮いている 深緑色の彼がいた
クロノア
レウクラウド
緑色の彼を起こしに 赤色の彼は走る
その間紺と黄色の彼らを リビングに戻し、警察を 呼ぶように伝えた
金色の彼は放心状態で
金豚きょー
引きつった笑い声を 出していた
クロノア
らっだぁ
クロノア
赤く腫れた目をした緑色の 彼を引っ張って赤色の 彼が来た
緑色
緑色
緑色
もう水分がカラカラに なるほど体からまだ 溢れてくる涙
青色の彼が戻ってきた
らっだぁ
赤色の彼は頷いて 緑色の彼の背を擦りながら リビングへ向かった
らっだぁ
身長がそこそこあって 筋肉もついてるため 体はとても重かった
クロノア
らっだぁ
クロノア
from:d・p みんなは楽しんでいるかな? こどものころからの夢だった さぁりかいできるのだろうか ぼくらののぞむみらいはくる であろうかとおびえているか 大丈夫さだれであろうと殺る まだショーは始まった ばっかりだぞ?
クロノア
らっだぁ
クロノア
らっだぁ
クロノア
青色の彼は紺色の彼に 見せてみようと言った 昨日も縦読みだというのに 気づいたからだ
コンタミ
紺色の彼にも検討は つかないようだった
レウクラウド
レウクラウド
赤色の彼がはっとして そこにあったペンをとり 丸を付けた
たまたま緑のペンで ”みどりのかれ”の部分を
金豚きょー
泣き疲れてソファーで 眠る緑色の彼
みんなで顔を合わせ頷く
もう誰も失わないと
クロノア
でも実際はそう上手くいかない
コメント
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展開が気になります(゚〇゚;)