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コメント
15件
おぉ……!!いいね✨こういう雰囲気好きだぁ〜
確実に文才が上がってますね。はい。死んだ こーゆー系もたまにはいいね…👍️
神だぁ☆
《光に照らされる紫陽花》
#残夜詩.
※グロ注意.
梅雨の時期.紫陽花が咲く時期だ.
紫陽花は日光に照らされる事は好きだが. 照らされ過ぎるのは嫌いだ.
紫陽花は照らされて照らされまくると.
紫陽花は乾燥して水を求む.
もっともっと雨を振れと求めて. 乾燥した紫陽花は又美しい自分を求める.
美しい自分を皆に見せないといけない. 乾燥したら又やり直しだ. 皆に嫌われてしまうから_____.
第1章《紫陽花》
雨.
雨.
雨.
雨.
雨.
神様もう一度私に水を浴びさせて.
雨.
雨.
雨.
雨.
雨.
私に不可能という言葉はあるよ. というか全部が不可能だ. 全部私できないから.
雨.
又始まった. 頭痛と腹痛だ.
雨.
雨.
私又嘘吐いちゃった. 何やってんだろ.ほんと.
雨.
ほんと最近御腹が痛い.頭痛もする. 教室の中に居るとずっと痛い.
先生.
雨.
先生.
先生.
雨.
先生.
先生.
先生.
雨.
独りは嫌だ.孤独が大嫌い. 頭が可笑しくなっちゃう. 全部要らない事考えちゃって.孤独になる未来も見て. 怖くて怖くて仕方が無い. 孤独では眠れない.寝れないよ.
ガラガラッ.
雨.
何でばれてんの. ていうか嫌だ.来ないで. あんたが来るのが1番嫌だ.
ほんとあんたが言ってる通り構ってちゃんかもね. どうせ私逃げ出したいから保健室に来た訳だし. ___先生に話したいから来ただけだから. あんたの言う通りなんだ.
ガラガラッ.
雨.
何故私にそこまでこだわるのだろうか. 執着をするのか. あの子は唯,私をストレス発散道具として. 見ているのだろうな.
雨.
私夢を見てた.夢じゃない悪夢だ. 彼奴が出てくる程… 私のストレスの原因になっているんだろうな.
雨.
第二章《毒》
結局私は早退した. 教室にはもう行きたくなかった. 又辛い思いをするだけだ.
雨.
息を吐いても息は白くならない. どんどんと夏が近付いてくる証だ. 寒くもない.そろそろ衣替えかな. と呑気に考えていた.
さっきまで辛かった筈なのに.嫌だったのに. どうせこんな針大した事はないんだろうな. 唯,突き刺さった時が凄く痛いだけ. きっとそうだよね.
____こんな事なんてへっちゃらだから. もう中学生で来年には受験生だから. 親に頼らなくても大丈夫. きっと飽きて辞める筈だから.
雨.
雨.
さっきまでの雨音は唯の雑音だったのに. 今では雑音どころでは無くなる程の雨音. 人の歩く音も聴こえない.話し声も聴こえない. 唯,雨音だけが私の耳まで鳴り響く.
雨がこんなにも酷いのに寒くはない. 唯,蒸し暑いだけだ. 早く家に帰って御風呂に入って暑さから逃げ出したいな.
雨.
雨.
と思った矢先…私の目に紫陽花が目に止まった. 何故目に止まったんだろうか. 唯私の目に止まった紫陽花は, さっきまで乾燥していた様に見えた. けれども酷い雨を浴びて綺麗に生き返った様にも見えた.
紫陽花は私の仲間なんだろうか. 私の様に水を求めて自分自身の美しさも求めている. そんな環境が似ていて勝手に親近感が湧いてしまった. 人間と植物って案外似ているものだろうな_____.
雨.
聞いた事があった様な…人間とかペットが口にしたら…… 中毒が起きるとかなんとかかんとか……?? …本当に忘れん坊過ぎるな.
もし口にしたら私タヒねるかな. こんな辛い日々を繰り返さなくても良いのかな. 其れなら私は喜んで口にするに決まってる. 何処に毒があるんだっけ.葉かな.花自体かな.
先生.
雨.
先生.
雨.
先生.
先生.
先生.
雨.
雨.
先生.
先生.
雨.
先生.
雨.
先生.
雨.
先生.
雨.
先生.
雨.
雨.
先生.
先生.
先生.
雨.
私が母は想像していたものの通りだった. 如何してこんなにも醜いのだろう. 母は水をもう求めていない. だからこんなにも醜いんだろうな.
雨.
雨.
もう慣れてしまったとかほんと嫌だな. 消えて欲しいとかほんと何度も言われた. こんなにも消えて欲しいと思うなら×せば良いのに. 愛情なんたらとか知らない. この人からの愛情なんて欲しくない.
雨.
雨.
言いなりでしかない.何だろほんと私って要らないな. 学校にも居場所が無くて家にも無い. もうタヒんじゃえばいいのに. 邪魔な存在だな.ほんと要らない.
雨.
なんて思うけど掃除はしたくない. 何もしたくない.もう疲れた.
バフッ.
私はベッドに寝転ぶと直ぐに眠りについてしまった.
雨.
目を覚ますと朝日が昇っていた. 外は明るいが寒さを少し感じた.
雨.
昨日は夢を見ずにゆっくりと寝れたが… 矢張り眠気が襲ってくる.
雨.
雨.
雨.
雨.
私は嘘を吐いてしまった. 彼処は嫌だから辛くて苦しいからなんて言い訳を 自分に言い訳していた.
雨.
雨.
大体次の日は機嫌が治っているというか…… 御互いに気まずくなる. 如何してだろうか. "母娘"なのにこんな風になってしまうんだろう.
《光に照らされる紫陽花》
雨.
又私はベッドに寝転んだ. 母と喋っただけで何か疲れたからだ. 母に気を使ってばかりで疲れたんだろうな.
私なんて早く存在事無くなっちゃえばいいんだよ. さっさっとタヒんじゃえば御母さんだって… こんなにも仕事なんてしなくていいもんね.
うん…そうだな….タヒんじゃえばいいのかな. 先生も私の相手して大変だもんね. 私が彼奴だって居なくなれば嫌な気持ちしないもんね.
…消えたら全部解決じゃん. 今まで何で頑張ってたんだろ. …今までの私馬鹿だな.何で早く気付かなかったんだろ.
※グロ注意.
ギシッ.
雨.
ぁ"ッくッ…ぅぁ"… ぐッ…るッしッ……w
今日は雨だったけど, 晴れて紫陽花が光に照らされていました.