人魚の君と出会ってから

君に助けられたあの日から

君のこと、忘れたことはありません…

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

レイラさんは、海の幸レストランの定員さん

私は生まれたてからずっとここに住んでるけど…

レイラさんが居ないのは見たことない！

私は毎日この時間にこのレストランに来る

それに同じメニューを頼むから、来てすぐに食べれるんだよね～

食べ終わって、何となく窓の外を見てみた

すると、港に船が入ってくるのが見えた

私はお金をはらって、急いで店を出た

港には何人かの人が集まっていた

その中から紫髪の人を見つけて、私の足取りは自然と軽くなった

彼、いるまは私の幼馴染

いつも漁船に乗って、お父さんの手伝いをしてる

手の平で小さな何かを受けとった

それは…

キラキラ光る真珠を見つめて、私はあるものを思い出した

いるまは不満そうに言う

そう、｢人魚｣というものは、この地域で不吉の象徴とされている

何十年も前、大きな嵐が来て、漁船がすべて沈没した

人魚が不思議な力を使ったせいだって言うけど…

確かにあの時、助けてくれたのは人魚だった

だから私は…

タッタッタッ

だから私は、君を呼び続ける

いつか会えるまで、ずっと…

ｻﾞｻﾞｧｧｧｧｧﾝ…

ﾎﾟﾛｯ

振り向いた瞬間、バックから真珠が落ちてしまった

そのまま真珠は海へ…

何も考えていないまま、私は海に飛び込んだ

ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｯｯ

どんどん沈んでいく

必死に浮こうとしても、逆効果だった

そんなことを考えて、瞳を閉じた

次回…❤×100