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兄6人と仕事場の先輩に溺愛されてます

第86話 - 第83話　記録

2023年09月10日

#にじさんじ

#ご本人様とは一切関係ありません

水飛　怜

注意夢小説口調迷子キャラ崩壊ご本人様とは関係ありません

ずっとしんどかった

終わらない人生が

誰も助けられない自分が

もう涙も出ないもう感情さえ無くなってしまいそうで

それが、何よりもこわかった

苦しかった

願っても叶わなかった

誰もそばにいなかった

ずっと1人だった

麻衣

湊…？

湊

…

返事をしなかった

触ると、冷たかった

麻衣

っ…！

麻衣

待っ、て…いや、いやだ…っ

麻衣

あ…ぁ…っ

麻衣

うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…！

なんで死なないんだろうって思った

なんで自分だけ

みんなと同じところに行けないんだろうって

ハジメ

っ…！麻衣…！！

舞

ぇ…？

ﾄﾞﾝｯ

ｶﾞｼｬﾝｯ───！

守られてばっかりだった

舞

ハジメ…っ…！

舞

なんで、なんでっ…！

死んでしまいたいと思った

何度も何度も

麻衣

もぅ…嫌だよ…っ

麻衣

私のせいで、みんなが死んじゃうくらいなら…っ

死のうとした

だけど、止められた

ハヤト

あ、いました…！

刀也

ちょっと、何してるんですか！？

麻衣

…っ

湊

君、今飛び降りようとしてたよね…？

麻衣

…！

晴

なんでそんなこと…！

麻衣

湊…っ…？

湊

え？

ハヤト

不破さん知り合いですか？

湊

え、いや、

麻衣

っ、

麻衣

ごめん、なさい…

湊

あ、大丈夫！

湊

全然、

刀也

…なんで死のうとしたんですか

麻衣

っ…それ、は…

怖かった

話して、関わることでまた死んでしまうんじゃないかって

ハヤト

大丈夫ですよ

麻衣

え…？

ハヤト

いや、なんか疑ってるような気がして

麻衣

…そういうわけでは…

晴

ゆっくりでいいよ

晴

だから、話してみて？

優しかった

暖かかった

だから、全部話した

止まらなかった

晴

そんな、ことが…

湊

っ…

離れていってくれると思った

だけど気づいた時には抱きしめられていた

刀也

…頑張りましたね

顔を見てみると、優しい顔をしていた

なんで、そんな優しい顔をするの

私のせいで死んじゃうかもしれないのに

刀也

大切な人が目の前でいなくなってしまうところを何度も見たんですよね

刀也

それでも、今まで耐えてきた

刀也

それは、すごいことですよ

麻衣

っ…！

刀也

意識せずに震えてしまうくらい

刀也

死にたいと思ってしまうほどに

刀也

苦しかったんですよね

刀也

君はよく頑張ったんです

麻衣

…なん、で…っ

麻衣

私の、せいで…死んじゃったのに…

刀也

そんなことない

刀也

君のせいなんかじゃない

刀也

大丈夫、大丈夫だから

刀也

だから、もうそんなこと言わないでください

刀也

…もう我慢しなくていいんですよ

刀也

もっと泣いてください

刀也

もっと人に縋ってください

刀也

じゃなきゃ、君は本当に死んでしまう

刀也

何をするにも苦しくなってしまう

刀也

それは嫌でしょう？

刀也

…大丈夫

刀也

ここでは誰も怒りません

刀也

誰も責めない

刀也

ちゃんと受け止めます

暖かい

苦しさが、寂しさが少しずつ消えていく

そしたら、耐えられなくなってしまった

麻衣

っ…

堰を切ったように涙が出た

その間ずっと彼らは私の言葉を受け止めてくれた

そんな暖かさをずっともらってきたから

だからもう死んでほしくない

景

…来いよ、麻衣

麻衣

…いいよ．

麻衣

本気で殺ってあげる

藤士郎

…ﾆﾔｯ

藤士郎

それこそ麻衣ちゃんだよ！

葛葉

行くぞ、！

刀也

嗚呼！

晴

はい！

叶

うん！

ﾄﾞﾝｯﾊﾞｺﾞｯ

ﾌﾞｫｯｼｬｷﾝｯ

この世界で行われていると思えない戦闘音が一帯に広がる

叶

ｯ…

葛葉

叶、大丈夫か

叶

あはは…大丈夫じゃないかも、ね

葛葉

お前は休んどけ

葛葉

大体こっちではお前は銃しか使えないんだから無理せずに────

叶

嫌だ

葛葉

…お前、正気か？

叶

正気だよ、これでもね

叶

僕は麻衣と一緒に帰るために来たんだ

叶

足手纏いでだけで終わりたくないっ…！

葛葉

…！

葛葉

…わかった

葛葉

俺に指示しろ

叶

わかった

葛葉

…頼んだぞ、相棒

叶

！！

叶

…こっちこそ、頼んだよ

一つ一つの攻撃が重い

元からやり合ってたからまだいけるけどやってなかったらやばかったな

ガク

刀也さん、大丈夫すか

刀也

大丈夫．そっちは？

刀也

…ｯ！？

ガッくんの腹には刀が刺さっていた

刀也

ガッくんｯ…！

ガク

これくらい、大丈夫っすよ…ｯ

明らかに大丈夫じゃない

弦月くんに頼みたいところだけど向こうも苦戦してるらしい

刀也

とりあえず血を…！

ガク

大丈夫、ｯ…！

がくりとガクくんは膝をついた

刀也

絶対大丈夫じゃないでしょ…！

麻衣

…もう降参？

刀也

ｯ…

ガク

ｯ…まだ、だ…！

刀也

ガッくんもうだめだ！

立たないで、もうやめて

それ以上動いたら傷が深くなる

お願い．

麻衣

…そろそろ諦めなよ

麻衣

勝ち目はないってわかってるんでしょ？

ガク

…それは、間違いだ

ガク

諦めなかったら勝ち目はあるんだよｯ！

やめて、もう動かないでよ

刀也

っ…椎名！

椎名

なに！？

刀也

…準備は？

椎名

…まさか、やるん…？

刀也

嗚呼

椎名

でも、今の状態じゃ…！

葛葉

椎名やれｯ！

椎名

っ…でも…！

葛葉

不安なのはわかる

葛葉

だけどやるしかねぇんだ

藤士郎

大丈夫

藤士郎

僕たちがついてる

椎名

！

椎名

…うん、わかった

もうそれ以上何かやったら…っ

麻衣

…ｯ

ｼｬｷﾝｯ

冷たい刃物が僕の首に当てられた

叶

…！

葛葉

っ！？お前っ…！

麻衣

流石に焦るよこっちだって…ﾎﾞｿｯ

叶

え、今…

麻衣

こいつを殺されたくなかったら

麻衣

さっさと引け

ローレン

…どうします？

アクシア

引くしかなさそうですけど…

葛葉

…一旦引くぞ

景

え…

晴

流石にそれは…！

葛葉

わかってるｯ！

葛葉

…頼む

椎名

…わかった、うちは一旦戻る

刀也

俺も．行こうみんな

そう言ってみんなは帰った

麻衣

……は、

麻衣

はぁぁぁぁぁぁぁ…

その瞬間麻衣が大きなため息をついた

叶

え、なに

麻衣

びっくりしたぁ…

叶

？？

麻衣

あ、今治すから待って

そう言い手を僕の傷にかざすと傷が治っていく

麻衣

…よし、これでいい

叶

…殺すつもり無かった？

麻衣

みんなのこと？

叶

いや、妹のこと

麻衣

…

麻衣

……殺すつもりだったよ

そう言った麻衣からは物凄い殺気を感じた

叶

っ…

麻衣

あの子はもう死ぬ運命だったから

麻衣

それだったら私が先にやってあげたほうがいいかなって！

叶

な、なんで…笑って…？

麻衣

なんでって…

麻衣

最期だから？

叶

え……？

麻衣

あ、君のじゃないよ、私の．

麻衣

最後に夢を叶えて死ぬなんて、ファンタジーだよね〜！

麻衣

それに、

麻衣

この人生では誰も殺さなくて済むんだから

麻衣

これだったらみんな喜ぶでしょ?

麻衣

ﾆｺｯ

叶

っ…

叶

麻衣、なんで…ｯ

麻衣

私が死んだら、君たちの先輩は帰ってくる

叶

え……？

麻衣

神園舞が、帰ってくるんだよ！

麻衣

そして全て終わり！

麻衣

楓山……いや、長尾麻衣が存在したことはみんなの記憶から消される

麻衣

それは神園舞自体も対象．

麻衣

つまり、

麻衣

世界から私の存在が消えるの

叶

っ…！

麻衣

こんな日々も、もう消えるんだよ

カチャ、と銃が頭に当てられた

麻衣

だから、ばいばい！

麻衣

…また、生き返れるといいね．

叶

ｯ…！

なんで、そんなこと…

灰

麻衣、だめだよ

麻衣

…なんで？

灰

それは一番麻衣がわかってるんじゃないの

叶

まゆゆｯ！近づいちゃダメだっ！

灰

…俺は大丈夫だから

叶

…っ！

そうやって少し笑っていたまゆゆは真剣な顔をして麻衣に語りかけた

灰

なんで殺そうとするの

灰

麻衣はもう殺すつもりはないんだろ？

麻衣

……

灰

なら、もうその銃も────

麻衣

…殺す気はないよ

麻衣

みんなのことは、ね

麻衣

ｶﾁｬ

麻衣

…これでどう？

景

っ！やめろ…！

椎名

麻衣ちゃんｯ…！

麻衣

あはっ……本当にみんなおもしろいなぁ

麻衣

言ってるじゃん

麻衣

私が死んだらあの子は帰ってくる

麻衣

みんなが望んだ「マイ」が帰ってくるのにｯ…！

麻衣

望んでよ…

麻衣

わかんないからさぁｯ…

麻衣

私、何もわかんないから…っ

麻衣

決めてよ…ねぇｯ…！

葛葉

…決めねぇよ

麻衣

っ…なんで───

なんで、決めてくれないの？

ハヤト

っ…やっと、見つけましたよ

麻衣

え…？

灰

は、ハヤトさん…！？

晴

なんでここに…！！

ハヤト

安心してください、私だけですよ

ハヤト

…麻衣

麻衣

…うるさい

麻衣

近づかないで…ｯ…！

ハヤト

今は一旦やめましょう？

ハヤト

機械の人に来てもらいました

麻衣

っ…！

裕斗

久しぶり、

裕斗

荒れてるね

麻衣

な、んで…

裕斗

麻衣

っ…来ないで…ｯ

裕斗

大変だったね

麻衣

え……？

裕斗

大丈夫、麻衣はそのままでいいよ

裕斗

ねぇ、皆さん

刀也

なんですか？

裕斗

僕は麻衣側につきますね

ローレン

は、？

裕斗

今からここを爆発させます

裕斗

逃げたい方はどうぞ逃げてください

椎名

爆発…！？

葛葉

チッ…仕掛けられてたか…っ！

麻衣

…あはっ

裕斗

麻衣？

私は耳につけているイヤホンの通話ボタンを押した

麻衣

うんwありがとう、ww

麻衣

え、w笑いすぎ？ww

裕斗

…お前、

麻衣

裕斗にクイズ出してあげる

裕斗

は？

麻衣

ふふっガチギレじゃんww

麻衣

はい、問題

麻衣

ここはどこでしょうか！

裕斗

…まさか───！

麻衣

正解は〜

麻衣

…私の世界だよw

裕斗

ｯ！ふざけやがって…っ

麻衣

あ、裕斗の感想どうでもいいよ

麻衣

今は静かに私のお話、聞きましょーね？

裕斗

っ…

麻衣

……ﾆﾔ

『さぁ、答え合わせだよ』

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