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ボスキと主様

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ボスキと主様

20 - 第20話 紅葉祭り (はじまりの章)

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2024年09月13日

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ある日、

コンコン

ムー

主様、誰か来たみたいですよ。

そうみたいだね。

フェネス

主様、お部屋に失礼してもよろしいでしょうか?

ムー

フェネスさんみたいですね。

そうみたいだね。

いいよ。どうぞ。

フェネス

失礼しますね。主様。

どうしたの?

フェネス

はい。今日はお天気も良いですから、2階の執事のみんなで主様を紅葉祭りに連れていきたいって話になりまして、主様がこの後、お時間あるようならいかがでしょう?

ムー

紅葉祭りですって!主様。

主より興奮するムー。

いいね。行こう!

フェネス

それは、良かったです。

ムー

ぼ、僕も…。

フェネス

うん。もちろん、ムーも大歓迎だよ。

ムー

やったぁ!主様一緒にデートできますね!

フェネス

?!//////

あぁ~そうだね。ははっ。

(そういえば、ムーはデートの意味を勘違いしたままだったなぁ~。)

そして、喜ぶムーを後ろにフェネスは主の耳元で小声で尋ねる。

フェネス

〇〇さんどういうことですか?////

実は…

そして、主はフェネスにアモンがムーにデートについて話したとき、ムーが家族でお出かけすることをデートだと認識してしまったことを話した。

フェネス

あ、そういうことだったんですね///びっくりしたぁ。俺たちの関係ムーまで知ってるのかと…。でも、もし、バレたら間違いなく他の執事に言ってややこしい事になってしまいますね///

うん///でも、ムーが勘違いしたまま、他の執事にデートしてきます。なんて言った日にはって考えたら気が気じゃなくて///

ムー

主様?フェネスさん?どうしたんですか?

フェネス

?!/////

なっ、なんでもないよ!/////

ムー

本当ですか?

フェネス

うんうん////

うんうん////

と顔を赤くしながら慌てて主とフェネスは頷く。

ムー

そうですか。では、今日はみんなでデート楽しみましょうね!主様!

フェネス

//////

う、うん////楽しもうね///

主とフェネスはどうやって、ムーに悟られずにデートという言葉を使わせないようにするか悩むのであった。

一方、その頃フェネス以外の2階の執事は

ハウレス

今日は、主様、俺たちと一緒に紅葉祭りに行ってくれるだろうか?

ボスキ

ハウレス。主様は忙しいんだ。今日ダメなら別な日にすりゃぁいいだけの話だろうが。

ハウレス

それは、そうだが…。

アモン

そうっすよ。わからないことを悩んだってしょうがないっすよ。ハウレスさん。

ハウレス

あぁ…。

ボスキ

ちっ、アモンのせいで疑われないようにしばらくはみんなで行動することになっちまったが、いい加減2人きりの時間作りてぇ…。

アモン

それは、本当にすみませんっす!でも、〇〇さんがあんな顔で引き止めたりするから…///

ハウレス

アモン。〇〇さんのせいにするな。元はと言えば、お前の嘘が原因なんだからな。

アモン

そ、それはわかってるっすよ。本当にすみませんっす。

と落ち込むアモンに

ボスキ

だが、主様が行けるってなったら、少し提案だが、昼から行って、宴会みたいにやるなら、夜の10時ころまでに帰ればいい訳だろ?1、2時間ずつ交代で2人きりになる時間を作るのはどうだ?

ハウレス

ボスキ。お前…。

アモン

ナイスアイデアっす!ボスキさん!

ボスキ

フェネスにも後で、話してやらないとな。でだ、順番だが、まず、俺は1番だ。当然だよな?

と少し強い口調で言うボスキに

アモン

俺は、それでいいっす。前回の借りがそれでチャラになるなら。

ハウレス

俺も構わない。元々、〇〇さんはボスキの彼女だからな…。だから、俺も悪いことをしているってわかってる。でも、俺も〇〇さんが好きで彼女になってもらえて嬉しい反面、罪悪感もあった。
でも、その提案を飲めば、俺も少しだけその罪悪感がやわらぐ気がするんだ。

ボスキ

ハウレス。お前は、気にしすぎだ。別に俺がそれでいいって言ったんだ。もう、気にするな。それに、お前だって〇〇を抱いただろうが。いい加減覚悟を決めろ。

ハウレス

///////

アモン

ボスキさんって本当に直球っすねぇ。

ボスキ

何か言ったか?アモン。

アモン

なんでもないっすよ。

フェネス以外の2階の執事たちは、そうして、それぞれの時間でどう、主を楽しませるかに思考をめぐらせるのであった。

そして、主とムー、2階の執事のみんなは紅葉祭りにきていた。

わぁ~。人集りがすごいね~。

ムー

そうですね。はぐれないようにしないと。

そういうムーをボスキが抱っこする。

ムー

ボ、ボスキさん?!

ボスキ

ちっ、ムーは小せぇからな。はぐれたら、探すのがめんどうだ。黙って抱っこされてろ。

ムー

は、はい。ボスキさん、すみません!お願いします!

アモン

そういって、本当は、ムーを心配してるだけっすよ。

ムー

そうなんですか?ボスキさん。

ボスキ

ちっ。んなわけねぇだろうが、めんどうなだけだ。ただ、それだけだ///

ハウレス

ボスキは本当に昔から変わらないな。

ボスキ

あ?なんか言ったか?ハウレス。

フェネス

まぁまぁ、2人とも落ち着いて。主様の前だから。

そう、照れるボスキを素直じゃないと言うアモンとハウレスにボスキが怒るのを制するフェネス。

ふふっ。ハウレスの言う通り、ボスキったら、素直じゃないんだから。

ボスキ

主様までそんなこというんじゃねぇよ///

主は笑うのだった。

ハウレス

(やっぱり〇〇さんは可愛いな。しかし、後で俺とのデートを楽しんで貰えるだろうか?あんな風に笑ってくれるだろうか?)

アモン

(〇〇さんは可愛いっすね。そんな〇〇さんを俺はこの前、抱いたんすよね…///本当の意味で!///でも、今日は、〇〇さんが楽しめるように、しっかりデートプランも考えて来たっすから、ちゃんと俺がリードしないとっすね。)

フェネス

(可愛いな…////後で俺とのデートでもあんな風に笑ってくれるかな?〇〇さんの好きそうなコースはしっかり、記憶してきたけど、楽しんでくれるかな?)

ボスキ

(ちっ、こんな無垢に笑いやがって///だが、悪くねぇな。後で俺と2人きりでデートしても、こうやって笑ってもらいてぇな。)

(なんか、みんなできたけど、みんな私の彼氏なんだもんね…///実際問題、ムーがいうみんなでデートって本当に的を射ちゃってて…////なんかドキドキするなぁ////)

それぞれがそれぞれの思考をめぐらせる中、みんなで紅葉祭りはスタートをきった。 次回へ続く

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