なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
オリビア
ウィリアム
なつ
なつ
なつ
太陽が沈み
月が美しく光る時間になった
少し肌寒く、冷たい風が吹く
私はそんな夜道を
〝10年間想い続けている〟
ウィリアムと歩いている
オリビア
ウィリアム
オリビア
ウィリアム
言葉の意味に気がついたのか、ついていないのか
彼は曖昧な返事で濁す
オリビア
ウィリアム
オリビア
ウィリアム
そう言ってウィリアムは
自分の着ていたコートを貸してくれた
私より10cmほど高い彼の服は
私にとっては少し大きかった
オリビア
オリビア
ほんのりとウィリアムの匂いが漂い
彼に包まれているような感覚になる
ウィリアム
ウィリアム
オリビア
その直後、ウィリアムの手が私の方へ伸びてきた
ウィリアム
ウィリアム
オリビア
オリビア
オリビア
5年前…
この日は雲ひとつなく
太陽の日差しがギラギラと眩しかったのを覚えている
オリビア
ウィリアム
ウィリアム
オリビア
オリビア
ウィリアム
オリビア
私は勇気を振り絞り
震える声で告白をした
ウィリアム
オリビア
何か言葉にしたら泣き出してしまいそうで
ただ俯くことしか出来なかった
ウィリアム
うるうると歪む世界を振り払うように
目に溜まった涙を拭き取る
ウィリアム
オリビア
ウィリアム
ウィリアム
この時の彼の言葉の意味は今でも分からない
咄嗟にでた言い訳なのか
それとも、言えない理由があったのか
ウィリアム
オリビア
オリビア
ウィリアム
ウィリアムの優しい視線が痛い
彼に見合う女性で
もっと芯の強い人だったら
こんなに苦しくなかったんだろう
ウィリアム
オリビア
ウィリアム
オリビア
モヤモヤした気持ちを隠すように
ウィリアムから目を逸らし
帰路に着いた
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