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今までの勇者
殺意に満ちた怒声
今までの勇者
苦しみと痛みに耐えきれず絶叫する声
今までの勇者
狂気を含んだ笑い声
たくさんの声が塔の中に響いては消えていった
かつては国の秘宝とされていた
゛ヴォルケーノ・タワー゛
美しい溶岩が塔を包み込み、人々の幸せを支えていた
しかし、ある日のこと。
氷の女王シーダが世界の幸せを奪いり、美しく冷たい世界にしようと考えた
シーダの魔力は素晴らしかった
溶岩の党に手を触れると一瞬で氷に包まれた
シーダは火傷ひとつもない。
さっきまで、グツグツと真っ赤だった塔がシーダの手によって氷にされたのだ
シーダは氷つく扉を開けた
氷の女王(シーダ)
シーダはそう呟いたが、ふと考えた
凍った塔をみて世界中から沢山の人間が私を殺しに来るだろう
だが所詮は人間
私を殺せる訳がない
ならば私が命を奪い去ってしまおう
その人間を亡霊騎士団としてこの塔で働かせよう
けどそんな大勢の命をのるのも飽きてしまう
人間は私の姿をみたら許しを求めるだろい
人間
そんな愚かな人間には少しばかり魔力を与え、永遠に宴を行わせよう
そうすればこの塔もすこしは賑やかになるだろう
シーダは氷で玉座をつくり、腰掛けた
沢山の人間がここで死ぬ
なんて面白いんだ!
思わず口角があがってしまう
氷の女王(シーダ)
冷たく静寂の空間が広がる塔に女王の高笑いが響き渡った