主
主
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主
主
主
・nmmn ・基本いふさん視点 ・かわいい最年長が見たいだけ ・駄文です注意。
主
れっつらご。
ゆうすけside
俺は悠佑。
大学時代に知り合った残念イケメンこと、 ないことたまたまカラオケに行った際、 俺の歌を聴き号泣されたことをきっかけに歌をやらないかと猛プッシュされ、 仕方なしに始めた路上ライブ。
なんだかんだで大学から4年ほど続け、今ではないこが立ち上げた会社に入ってからも、色々なことをやらせてもらってる。
初めのうちは歌だけで活動していのたが、 演技やモデルの方でも才能があったみたいで、今では"オールジャンルに富んだ天才"だとかなんとか言われている。
外を歩くたび、いたるところに俺の写真があって、嬉しいような…こっぱずかしいような…複雑な心境だ。
社長のないこを初め、マネージャーのりうら、専属メイクのほとけ、実の弟で駆けだし俳優のしょう、その他にもたくさんのスタッフさんと共に、忙しい日々を送っている。
そんな俺にはちょっとした悩みがある。
さっき紹介した4人の他にもう1人、副社長で俺が大学卒業後、いつものルーティーンで路上ライブをしていたときに出会ったいふ、通称まろがいるのだが…
最近、妙に考え込んでるようなのだ。
今だって顎に手をやり、うんうんとうなりながら撮影現場の端で考え込んでいる。
まぁ、副社長やし、忙しいんやろうけど、 どうやらそれだけじゃないらしい。
ないこに聞いてもはぐらかされるし、 りうらやほとけは無視しろって言うし…
でも気になるんよなぁ…
りうら
撮影再開するってよ~!
おっと、お呼びがかかってしまった。
よしっと気合いを入れ直し、現場へと向かう。 今日の撮影は激しいアクションシーンが持ち味の戦闘映画だ。気を抜けば大怪我に繋がりかねない。
ほとけ
ゆうすけ
りうら
りうら
ゆうすけ
相変わらずこの敏腕マネージャーは 感が鋭いこと…。 ここは役に入り込んで上手く誤魔化すしか…!
ゆうすけ
りうら
うっし! 上手く誤魔化したったで。 いっちょ気合い入れて頑張りますか!!
「「「(…誤魔化すの下手か!!)」」」
どこまでも鈍感な悠佑であった。。。 (続きます)
りうらside
こんなことになるならあのとき無理にでも撮影を止めておくべきだった。
モブ
ゆうすけ
○くんは怪我してない?
モブ
朝、撮影を始めてから剣を交えるシーンで 相手役を務める子が調子悪そうだった。
ただ、撮影が押していることもあり、 無理にでも今日終えなければならなかった。
午後になり、にきもなんだか心ここにあらずな感じで、気をつけるように念を押し、撮影を再開したときだった。
相手役の子がにきに斬りかかるシーンで足を滑らせ、高さ5mほどの台から転落しそうになったところを、にきがとっさに受け止めたのだ。
幸い相手の子はにきがクッションになり、 怪我はなかったが、にきは受け止めた拍子に足をひねっていた。
だが、相手の子を気使ってか、 笑顔で無事だと伝えていた。
今すぐにでも割って入って手当てしようと思ったが、せっかくのにきの思いやりを無下にすることも憚られ、そわそわしていたら、隣を凄い勢いで通り過ぎた影が見えた。
いふ
ゆうすけ
りうら
さっき隣を通ったのはいふくんだったのか…!
てかあんなに自分の世界に入り込んでた人とは思えない勢いだな。と苦笑しつつ、俺もにきの元へ向かう。
ほとけ
凄い音したけど…
ゆうすけ
それより、○くんに怪我がなくて良かったよ。
心配してほとけっちも駆けつけたようだ。
にきは平気なのを装ってはいるが、あきらかにひねった角度だったし、自分よりも大きい相手の下敷きになったのだ。絶対に無理している。
りうら
いふ
やはり、今日は中止した方がよいと思い、 申言しようとしたのをいふくんが遮った。
副社長モードのいふくんは、 悔しいけど他のどの大人よりかっこいい。
監督
モブ
悠佑さん本当にすみませんでした…!!
ゆうすけ
監督や、他のスタッフと共に控え室へ 入るのを見送り、隣で申し訳なさそうに しているにきを見る。 おそらく、撮影を止めてしまったことに対し、責任を感じているのだろう。
ゆうすけ
りうら
周囲に向け謝罪しようとした にきの言葉が詰まり、顔をゆがめる。
ほとけ
どこ怪我したの?!!
ゆうすけ
この期に及んで隠そうとするにきに 追い打ちをかけるように続ける。
りうら
なんですぐばれる嘘つくかな…
ゆうすけ
やっぱ誤魔化せないか…w
ぶっちゃけ、めちゃ痛い…ww
ほとけ
笑い事じゃないでしょ!!
にきは痛みに鈍い。…まぁ、痛みと言わず、 全てにおいて鈍いのだが…。
そんなにきが痛がっているということは 骨折していてもおかしくない。
この作品の撮影は今後も激しいシーンが多い。 骨折してるとなれば降板せざるを得ないだろう。
人気俳優のマネージャーとしては今後の仕事に関わるため、頭の痛い問題だ。
いふ
りうら
急に頭上から降ってきた声に驚き頭を上げようとするとクシャクシャッと乱雑に頭をなでられた。
いふ
りうら/ほとけ
いふ
ゆうすけ
ほとけっちと共に急ぎ楽屋へ向かう途中後ろを振り返ると横抱き、通称お姫様抱っこでにきを抱えるいふくんの姿があった。
いふ
その言葉をきき思わず、 立ち止まってしまった。 うちの副社長、かっこよすぎる。
いふくんの言葉を受けたスタッフさんは特に気にした様子はなく、”大丈夫大丈夫””いふさんがいればこの作品は安泰だ””悠佑さんお大事にね”等の温かい言葉をかけてくれる。
ほとけ
りうら
ほとけっち急ごう!
にきのことはいふくんの任せとけば 大丈夫だろう。俺らは俺らのできることを。
主
主
主
楽しみにしてくれたら嬉しいです
主