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頭脳を持つ人なら、誰もが覚えているであろう。
目の迷いにはふたつの種類があり、それぞれ異なる起因がある__
ひとつは光から暗闇へ転じた時、もうひとつは暗闇から光に転じた時だ
頭脳を持つ人なら誰しも、この状況は魂にも起こりうると信じている
この事実を理解している人は、魂が迷って物事がわからなくなってしまうのを見ても、無暗に嘲笑したりはしない
彼らがその魂にまず問うことは、光の中から来たのかどうかなのだ
暗闇にまだ慣れていないのか、あるいは暗闇から光の中に入ったばかりで……
……光の眩しさに目がくらんでいるのか、それを問うのであろう
__プラトン『国家』
4月1日、エイプリルフール。
運命はグレイレイヴン指揮官の失踪という、残酷な冗談を仕掛けた
空中庭園へ戻る途中の輸送機が襲撃され、機体の全応急システムが破壊された。破損を免れたに見えたパラシュートも、いざ展開してみると大穴が空いていた
人々から称賛されていた「人類の英雄」は、汚染された川へ、まさに「どぼん」と墜落した
人々はすぐに捜索隊を結成し、その川を浚い尽くし、事故に関わった全ての者を調べ上げた。だが彼らが捜す人物は依然影も形もなく、手がかりひとつなかった
以上
失踪事件からどれほどの時間が経ったのか……
窮地に陥ったその人間は、ついに長い昏睡から目覚めた。そして残酷な未知に、たった独りで直面していた
指揮官
脳がまるで水を含んだスポンジのように重く、頭を持ち上げることもままならない。記憶もぼんやりと混濁していた
体はというと、古ぼけたイスにきつく縛りつけられて動けない
指揮官
ここは閉鎖された病室らしい。閉ざされたドア以外、出入口は見当たらない。床や医療器貝にこびりついた血の跡が過去に何か惨劇がここで起こったこと物語っている
指揮官
突然、ドアの鍵を解錠する音が聞こえ、華奢な姿の人物が入ってきた
指揮官
惑砂(わくざ)
彼はほぼ未調理といった状態の魚を目前のテーブルに置きながら、すぐ側にいる人物を心配そうに見つめた
指揮官
惑砂(わくざ)
惑砂(わくざ)
惑砂(わくざ)
惑砂(わくざ)
指揮官
惑砂(わくざ)
惑砂(わくざ)
指揮官
惑砂(わくざ)
ラミア
ルナ
ラミア
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ルナ