何かを思い出そうとした。 思い出そうとして、はじけた。
悠佑
人に聞けば分かるかもしれない。 そんな希望を持って相談をする
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
大切な…ナニカ。 俺にとってなによりも大事な…ナニカ
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこが正論をぶつけてくる だから、少しやさぐれてしまう
ないこ
ないこ
悠佑
見つけたい……より、ハッキリと させたいのだ。 ナニカの正体を。
ないこ
悠佑
優しくて、甘くて、それで…それで?
ないこ
ないこ
姿形は全く思い出せない。 強いて言えば男性ということだけ。
悠佑
ないこ
ないこはめっちゃええ彼氏やけど。 めっちゃめっちゃ好きやねんけど。
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
小言を永遠に言われそうな 雰囲気だったので少し裏技を使った。
ないこ
立ち上がって、どこかへ 行ってしまった。
ないこは首傾げに若干の上目使い という王道のシチュに弱い。
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
本当に良い彼氏だ。 昔からの付き合いで確か、ないこから 告白してくれた……んやっけ?
悠佑
悠佑
何が正解で何が不正解なのか もう俺にはわからないのだ。
俺は自室に一人、籠っていた。
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
考えるだけで頭痛がする。
ないこ
ポロリと溢れてしまったその言葉。 それは、紛れもない本心だった。
だからこそーーーーー
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
泣きそうになるのをグッと堪えて 一枚の写真を見る。
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふは一年前、交通事故で亡くなった
アニキはそのショックで記憶喪失。
_______いふとの思い出だけを 記憶から、消してしまったのだ。
ないこ
俺はその日、嘘をついた
ないこと悠佑は付き合っている ということにしてしまったのだ
付き合ってなんかないけど 出来るだけ、違和感がなく進められる 最善の策
ないこ
そんな訳がないのに 何が最善の策だ 何が恋人だ
俺はただ、つけこんだだけじゃないか
ないこ
恋人なんかじゃないこんな クソ野郎を愛させてしまった
ないこ
死んだのを良いことにお前の彼女を 奪ってしまった
ないこ
ないこ
愛さないようにしてきた。 気づかないフリをし続けてきた。 なのに
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
なにも、なくなるのに
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
愛してるよ。
コメント
7件
一つだけ言おう…… (´・ω・)ナニコレ尊い。
_:( _ ́ཫ`):_