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いるま
らん
皆様お久しぶりです 早速ですが、新連載始めさせて頂きます
いるらん→恋人 らんが年上 大学生設定 名前は伏せませんので、 ご了承ください
俺の名前はいるま
この大学じゃ
何かと怖がられているらしい
いるま
怒鳴ったことも
暴れたこともねえ
ただ声がちょっと低くて、
目付きが悪くて
口数が少ないってだけだ
でも、
あいつだけは違った
朝の講義前
らん
らん
いつものように俺の隣に座って
屈託のない笑顔を向けてくる
いるま
らん
らん
いるま
まただ、
そうやって、さらっと俺の中に入り込んでくる
気づいたら、らんが居るのが"普通"になっていた
なぁ、らん
俺、お前のそういうとこ...
ずっと好きだったんだよ
いつからだったかな
らん
いるま
一緒に昼飯も食うようになって
らん
放課後も一緒で
いるま
らん
あいつの笑い声を聞くのが、癒しになってて
いるま
らん
いるま
あいつが、誰かに話しかけてるだけで
らん
胸が締め付けられていた
いるま
でも俺は素直になれない性格だから
ある日
なんて、言われてるのを聞いたら、つい聞き耳を立ててしまった
けど、らんは笑いながら言った
らん
らん
いるま
その言葉が、俺の胸にすっと届いた
本当は言いたかったんだ
「ありがとな、」
「お前がいてくれて、助かってる」
「すきだよ」って
でも、言えなかった
あの日も、そうだった
らん
ちょっとしたことで言い合いになった
いるま
今思えばくだらない事なのに
らん
そう言って背を向けたお前を、
いるま
いるま
俺は引き止められなかった
そしてその数時間後
スマホにかかってきた1本の電話で
俺の"全部"が崩れた
いるま
いるま
あの日、最後に交わした言葉が
「じゃあな」だったことを、
俺は、一生忘れられない
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