バシっ
明美
明美
お母さん
明美
バシっ
明美
お母さん
明美
お母さんは私を一人で育てている。
私が産まれる前、お父さんを事故で失ったらしい。
兄弟は誰もいない。
家族はお母さんだけだ。
アルコール依存性で、私を虐待している。
明美
明美
お母さんと暮らしている日はいつも地獄でしかなかった。
次の日
麻里奈
明美
麻里奈
明美
麻里奈
明美
麻里奈
麻里奈
明美
麻里奈
明美
麻里奈
明美
麻里奈
麻里奈
明美
明美
麻里奈
麻里奈
明美
お母さんのせいだ
友達と一緒に放課後映画行ったりカラオケ行ったりしたいのに
お母さんのせいだ。
お母さんのせいでなんの経験もできないんだ。
明美
明美
明美
お母さん
お母さん
明美
やっぱり気づいてない。
娘の誕生日くらい覚えといてよ。
お母さん
お母さん
明美
お母さん
明美
明美
バシっ
お母さん
お母さん
明美
お母さん
明美
麻里奈
明美
麻里奈
麻里奈
明美
明美
麻里奈
明美
お母さん
明美
お母さん
お母さん
明美
ああそうだ。親への愛情なんてあるわけない。
次の日
麻里奈
明美
麻里奈
明美
麻里奈
明美
明美
麻里奈
明美
1時間目
明美
明美
明美
明美
明美
明美
放課後
明美
お母さん
明美
明美
お母さん
ビリっ
明美
お母さん
明美
お母さん
明美
なんでだろう
涙は出ているのに…笑っている。
自分でもよくわからない
明美
お母さん
明美
明美
私は家を飛び出し、麻里奈の家へ向かった。
そこから麻里奈の家に居候させてもらうことにした。
麻里奈とすごす日はとても楽しかった。
それから数年後。
明美
プルルルル
明美
陽子
陽子
明美
陽子
陽子
明美
陽子
明美
私はなにがおきたのかよくわからなかった。
お母さんが死んだ?
あんなに自己中心的なお母さんが
しんだ…?
病院
明美
陽子
お母さんは眠っていた。
いや正しくは、もう亡くなっている。
明美
何にも思わなかった。
悲しい?嬉しい?そんな感情どこにもなかった。
陽子
陽子
陽子
明美
陽子
陽子
明美
陽子
陽子
陽子
明美
陽子
陽子
その言葉を聞いた瞬間、大粒の涙が溢れた。
あの時我慢していれば
あのとき家出しなければ
お母さんを助けられたのかもしれないのに。
なのに…私は…
お母さん
お母さん
頭の中でお母さんのセリフがよぎる。
お母さんが作るご飯の味を思い出す。
お母さんが作ってくれた洋服を思い出す。
小学生のころいじめられていた私を助けてくれたのも
お母さんだった。
お母さんが学校にきて先生に訴えた。
なのでいじめはなくなった。
これら全てが…お母さんの愛情だったんだ…
明美
明美
私はお母さんを抱きしめた。
冷たくて動かないお母さんを
明美
一瞬だけお母さんに暖かい体温が流れた
数年後
雄大
明美
雄大
雄大
明美
明美
これは私の友達の話を再現したものです。
感動したら♡お願いします!
♡たくさんありがとうございます!
麻里奈