俺が死ぬまでの物語［完結］

1週間後

期末テストが終わった

今回、1位は無理な気がする

だって、集中出来なかった

何より、夢の事で勉強する時間が無かった

これで何が困るって

絶対に親がうるさい

嫌だな

俺らはたわいもない会話をする

気づけば時間だった

順位発表後

順位 💗→5位 🧡→10位 💛→23位 ❤️→51位 💙→200位 ちなみに、1年は全員で205人です

俺、完全にやったわ

うん

オワタ

逆に笑える

親に100%叱られるわ

逆に開き直る

軽いように、見えるけど

結構萎える

なんとかなる…よね？

俺、あんなこと言ってるけど

本当は怖い

でも、そんな事言ってても結果は変わらないから

まぁ、俺なりに頑張ったし

いい…か

帰ってきた

なんで謝らなきゃいけないのか分からない

だって、11位だぜ？

いいか、悪いかで言ったら、断然いい方

なんで11位で怒られるんだよ

俺には意味が分からない

俺は気づけば母さんの事なんて無視して部屋に駆け込んでた

俺は、もう話なんてほとんど聞いていない

ただ、ストレスだけが溜まる

今日は寝よう

気分転換にでも、寝て、たかしに会おう

たわいもない会話をする

この時間だけが俺にとっての救いだった

幸せな時間は気づけばあっという間に過ぎる

学校に行かなきゃ

めっちゃ飛ばします

数日後

毎日、帰れば「勉強しなさい」

「おかえり」

その言葉よりも先にでる言葉

俺はただ一言「おかえり」

その言葉だけが聞きたかった

委員会なんかで帰りが遅くなれば「遊びに行ってたんでしょ」の繰り返し

「違う」言えば「嘘ね。そんな嘘つきに育てた覚えはない！」って言われる

俺はもう、だんだん辛くなった

酷い時は殴られたり蹴られたり

そんな俺を見て見ぬふりをする父さん

学校では気づかれないようにいつものように振る舞う

だけど、そうする事で更に自分の中にストレスが溜まっていった

俺は「生きる」が何か分からなくなった

もう、生きててもいい事がないなら死のうかな

何度も何度もそう思った

その度に「ダメだ」

そう自分に言い聞かせてきた

だけど、俺だって我慢の限界がある

だから俺は決めたんだ＿＿＿って

そこで最近はあんまり開いてなかったアプリを開いた

俺が書いていた小説アプリだ

最近はずっと書いていなかったが久々に書きたかった

誰かに読んでもらいたいって気持ちより

自分が唯一残した遺書だと思ってほしい

まぁ、それが家族に届くわけが無いんだけどね

そして、この小説を最後の小説にしよう

つまり、この小説を書き終わったら

死のう