なにもない日。
それは私にとって
幸せだったのかもしれない。
ゆずか
風雅
何気なくて、
いつもの会話。
ゆずか
ゆずか
風雅
ゆずか
ゆずか
ゆずか
風雅
風雅
ゆずか
それは私が期待させる言葉か、
絶望させる言葉か、
分からなかった。
風雅
風雅
ゆずか
風雅
ゆずか
ゆずか
ゆずか
焦って言葉が見つからなかった。
風雅
この時、
"まだ告白、しない方がいい"
そう言っていたら、
未来は変わっていたのかもしれない。
風雅
ゆずか
風雅
風雅
…周りの音が聞こえないかのように、
はっきり、
大きく聞こえたその声。
あぁ、
…そっか、って
ゆずか
ゆずか
素直に
"おめでとう"
そう言えなかった事
風雅
風雅
素直に
"良かったね"
そう言えなかった事
風雅
ゆずか
素直に
いつもみたいに、
話せなかった事、
全部全部苦しかった。
私って最低だな…って、
素直に、
大切な幼馴染の恋を応援したくなかった。
ゆずか
なんで先に、…
気持ち伝えられなかったんやろ…って、
そんなん自分に聞いても答え分かんないし、
ゆずか
ゆずか
ゆずか
ゆずか
…久しぶりの風雅呼びだな〜
なんて思った。
何気なくて、
なにもなくて、
ふうと話すのが当たり前だったあの頃を思い出す。
ゆずか
寂しくてこんな事思う自分がバカみたいで。
また、
何気なくて、
"なにもない日"
それに戻りたかった。
…でももう遅かった。
私の初恋は、
胸が苦しくて苦くて、
私の嫌いな味その物だった。
願いが叶うのならば、
"なにもない日"
それに戻りたかった。
…なんてね、
叶うはずないのにさ、
~ e n d ~
コメント
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うわ。。。せつない
ここで号泣していいですか((((
ねえ、泣いた…(((( もう神だね. その先めちゃくちゃみたい!!!!!((((