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沈黙の空間を乗せたSUVは程なくして緑豊かな山林にたどり着いていた 何か思うところがあったわけではなかったが、俺は気がつくとこの場所に車を停めた
カケル
カヤ
ひとしきり思いの丈を口にした二人は 重たい車内とは裏腹にどこか晴れやかにも見える表情で車から降りた
カヤ
カケル
カヤ
肺に飛び込んできた新鮮な空気に思わず空を見上げると満天の星空が俺らを迎えてくれた
カヤ
カケル
カヤ
カケル
息を飲むような星々に俺たちは多くを交わすことはなく抱かれるように空を見上げた。
先程の沈黙とは違った感動の静寂が山々を包み、いくらかの時が経った後、カヤがふと口を開いた。
カヤ
カケル
カヤ
カケル
カケル
カヤ
カケル
カヤ
カケル
カヤ
カケル
カヤ
カケル
カヤに振り向いて欲しい。 カヤと一緒になりたい。 この期に及んで心の中の俺はそんな事ばかり考えていた。
カヤ
そういうとカヤはこちらに振り直って 高々と天を指差し言った
カヤ
満面の笑みをこちらに浮かべながら、されど真剣にカヤは語る
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤ
カヤは思い切り息を吸い込み、声を張って叫んだ
カヤ
カヤ
なんとカヤらしい、素敵な願い事だろう
しかし偶然にも振りかざした指先に一筋の光が綺麗な尾を引いた
カヤ
カケル
カヤ
望むところだと言わんばかりの神様が カヤの前に光となって降り注ぎ 俺たちはただ呆気に取られていた
カケル
もし俺が星に、神に願うのであれば とっておきのわがままを言うだろう。
この幸せな時間が永遠に永久に続きますように、と。