アンリ
アンリは引き出しの中から 何かを取り出し 私に見せてきた
ミオ
ミオ
アンリ
アンリ
ここはアンリの家
今日は放課後にアンリから 遊びに来るよう言われていた
ミオ
アンリ
アンリ
アンリ
アンリの指でビー玉の表面をつまむと
なんと、硬いはずのビー玉の表面に 大きなシワができていた
ミオ
アンリ
ミオ
ミオ
アンリ
アンリに投げ渡されたビー玉は 普通のビー玉と同じような 大きさと重さだった
でも確かに表面に薄い膜 のようなものが張っていて 柔らかいような固いような 変な感触がした
ミオ
アンリ
ミオ
ミオ
ビー玉を不思議そうながめる私を見てアンリが悪いことをひらめいた時の 表情で言った
アンリ
アンリ
ミオ
アンリ
アンリ
アンリ
アンリ
ミオ
ミオ
アンリ
アンリ
私はアンリのその言葉を聞いて ムカッとして言い返した
ミオ
ミオ
ミオ
私が言い返したことに腹が立ったのかアンリは顔をしかめて低い声で言った
アンリ
アンリ
ミオ
ミオ
アンリとの言い合いが 面倒になった私は ビー玉を握りしめてアンリの家を出た
外は5時半のチャイムが鳴り あたりはすっかり暗くなっていた
ミオ
私は大きくため息をついた
アンリは明るい性格で 人見知りな私にとっての 最初の友達だった
でもアンリは時々あんな風に 強引でケチくさい性格になる
ミオ
私はそんなアンリのことが 嫌いになりかけていたが アンリに誘われると断れない
それに今さら友達をやめるのも 喧嘩するのも面倒だった
アンリの家の裏道を 1人で歩いていると 突然誰かに話しかけられた
怪しいおばあさん
ミオ
ミオ
ミオ
怪しいおばあさん
ミオ
ミオ
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
おばあさんの格好を見てみると
黒いコート
パワーストーンのネックレス
腕には大きなブレスレット…
と、いかにも怪しそうな雰囲気だ
ミオ
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
ミオ
ミオ
ミオ
怪しいおばあさん
おばあさんはウンウンと頷くと 私の左手に目をやった
怪しいおばあさん
ミオ
私はアンリにもらった青いビー玉 のことを話した
ミオ
ミオ
ミオ
ミオ
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
ミオ
ミオ
私はおばあさんに おそるおそるビー玉を渡した
まあこんなビー玉どうなってもいいや という気持ちもあった
怪しいおばあさん
おばあさんは難しそうな顔で ビー玉を握って念じている
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
ミオ
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
ミオ
怪しいおばあさん
怪しいおばあさん
ミオ
ミオ
ミオ
私は自分の家に到着すると 部屋にランドセルをに置いた
ベッドに寝っ転がって ビー玉を部屋のライトに かざしてみた
ミオ
ミオ
ミオ
ビー玉の表面をつまむと シワができる
撫でると元のスベスベに戻る
面白いけどそれだけのことだ
ミオ
ミオ
私はそう呟いて ビー玉をてきとうに机に置いて お母さんの待つリビングへ行った
まさかあんなことになるなんて この時の私はまだ知る由もなかった
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2話は今日の夜更新します!🔵