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結舞
望愛
はな
はな
星羅
優芽
望愛
結舞
杏珠
杏珠
さくら
杏珠や、そしてバイトを紹介してくれた平田麗亜ことひらは中学からの友達だった。
杏珠はちゃっかりしているところがあるが、何でも話しやすい友達だった。
毎朝のこと、少し話をして別れたあと、さくらは自分のクラスに足を踏み入れた
結舞
結舞
さくら
結舞の声は良くも悪くも、いつもよく通る
さくら
輪の外からもいくらか視線を感じ、さくらは慌てて訂正した
そこにヤツはやってくる。
空太
さくら
空太
さくら
空太
空太
空太
さくら
空太
さくら
優芽
結舞
さくら
空太
空太
空太
はな
望愛
星羅
優芽
詩望
結舞
1日が通常通りに終わると、放課後の教室は部活やバイトのない人たちの溜まり場になる
その日はさくらとはなが教室にいた。
はな
さくら
はな
はな
さくら
はな
さくら
さくら
さくら
はな
はな
さくら
はな
はな
さくら
はな
はな
さくら
はな
さくら
はな
さくら
はなは学年の中でも特に顔が整っていて、第一印象でキツく見られがちだった。
ただ本来の彼女には特にこだわりがあるわけでもなく、ノリで生きるガサツな人間だった。
はな
さくら
さくらたちは少しの間、いろんな話をしていた。
クラスがどうとか先生がどうとか、バイトがどうとか去年のことだとか
話をしていると時間は一瞬で、教室からは追い出される
そろそろ帰ろっか、なんて言うと、2人は自転車に跨って学校を後にする。
夕焼けの中、車通りの少ない道路を2人並んで走った。
プルルルルル
プルルルルル
プルル…プツッ
3コール目、電子機器の向こう側から、機械を通してもなお明るい、その声が聞こえた。
さくら
空太
さくら
さくら
空太
さくら
さくらは控えめに、それでもおかしそうにケラケラ笑っている
さくら
空太
さくら
空太
さくら
空太
空太
さくら
さくら
空太
さくら
さくら
空太
空太
空太
さくら
さくら
空太
通話終了という文字が表示され、空太は電源ボタンを押す
真っ暗になったスマホをポケットに突っ込むと、何かが手に触れる
ブー。
マナーモードが鳴って、空太は再びスマホを取り出した
それは友達からの連絡で、中身を見てみると、「また?」と書いてある
そして追加で、「そんなライフハックやめろ」ときたのを見て、空太は何も返さず再び画面を閉じた。
両手をポケットに突っ込み、ついでにさっきと逆側のポケットにスマホを突っ込む
空太
深く漏れたため息が、橙色の空に消えていく
チャリ。
空太の左手に触れたのはスマホ。
そして、右手に触れたのは───。
空太はポケットから手を出す
空太
空太
空太は、知っていた。
己のポケットの中に今、スマホと鍵が眠っているということを。
彼は足を止めることなく、そのまま、慣れ親しんだその家に辿り着く
カチ、とインターホンを押すと、少しして扉が開く
扉の向こう側から現れたのは、紛れもなく、花のような笑顔を咲かせる女の子。
さくら
さくらは空太からお菓子の入った袋を受け取ると、空太を招き入れる
空太はただその横顔を眺め、吸い込まれるように家の中へ入っていった。