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『なぁ、平和な世ってどんななんだ?』 『はぁ?………さぁの、わしに聞かれても分からぬわ。なにせ、平和な世なんぞ見たことがないからの。』 『……やっぱそうだよなぁ。』 『……じゃがおぬしが本当に平和な世を望むのなら、それを叶えるのもおぬしの役目よ。』 『…………。』 『わしはそれを見届けるだけじゃ。………まぁ、どうしてもと言うなら手伝ってやらなくもないがな。』 『!……ふはっ、相変わらず素直じゃねぇな?』 『なっ!?お、おぬしはいちいちうるさいのじゃっ!///』 『あははっ!悪い悪い(笑)』 『まったく………期待しておるぞ?若造よ。』
如月怜央
懐かしい夢を見た。 昔の記憶の一部だ。 俺には、前世の記憶がある。 かつて、英雄と呼ばれていた。
如月怜央
この世はずいぶん、平和になった。
母親
如月怜央
こうして毎日家族と過ごし、衣食住が保障された生活を送れること。 誰もが質の良い教育を受けられること。 昔はそんなこと考えられなかった。
如月怜央
母親
みんな元気にしているだろうか。 ………また、会えるといいな。 その時、視界の端に見覚えのある黒い影が映った。
如月怜央
この時感じた違和感を放っておかなければ。 後悔することはなかったのかもしれない。