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仁
なぁ、今家に向かって歩いてるんだけど変なんだ。
修也
変って何が？
仁
さっき見たとき誰もいなかったのに今はひたひたって言う音がする
修也
気のせいだろ
仁
いやそんな10分以上続いてるし、だんだんおっきくなってる
修也
拓哉からそんな話聞いたことある
修也
ひたひた様って言うんだ。
仁
どうすれば消えるんだ？
修也
お前祠壊しただろ。
仁
祠って俺が足引っ掛けたから壊れたあれか
修也
やっぱり
修也
後ろからついて行って振り向いたやつを喰うんだ。
仁
じゃあ振り向かなきゃいいのか
修也
いやひたひた様は足が速く触れれば溶けてしまう。
修也
走ったり不自然な動きをしても、食われるらしい
仁
じゃあダメじゃん！
修也
いややつは光が弱点らしい
修也
あかりはないか？
仁
田舎の住宅街にそんなのねぇよ
修也
そうか…
仁
やばいまた近づいて来てる。
修也
ひたひた様は、食った人になりすましすらしい
修也
足音がひたひたしているやつはひたひた様らしい
仁
まじかよ。
修也
とりあえず幸運を祈る
翌日
仁
今日お前の家行っていい？
修也
あぁいいよ。
仁
おっけー
仁
遊びに来たぞ
修也
おう、上がってー
仁
おっけー。
修也
お前の足音ひたひたってなってない？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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