風洋 ヒロ
<さようなら~
風洋 ヒロ
ようやく終わった…今日も、
ホームルームまでは
先生
風洋 ヒロ
息を付けたのもつかの間、いつも通り先生に手伝いを要求される
先生
風洋 ヒロ
愛想笑いを振りまく
「優等生」を自分の中に作る
一番美味しい立場だよ
「優等生」って、
風洋 ヒロ
風洋 ヒロ
風洋 ヒロ
風洋 ヒロ
風洋 ヒロ
青山 直斗
風洋 ヒロ
青山 直斗
風洋 ヒロ
ガラガラ
長い長い廊下に、俺の足音だけが響き渡る
「裏方が好き」
そんなの嘘だって…薄々わかってる
いつか…自分も主人公になれないかって、
心のどこかで願って、
見えないフリしてる
軽く歌を口ずさんだ
最近、俺がよく聞いている歌を
「優等生」とはかけ離れたような歌を
数名にしか聞かせたことのない歌を
とても褒められた歌を
涙が出てきてしまった歌を
風洋 ヒロ
「そんなの思い上がりでしょ?」
「どうせそうよね わかっているけど」
…って…w
隣の窓を盗み見ると、
親友が部活をしに校庭へ飛び出していっているのが見えた
風洋 ヒロ
…俺は、
風洋 ヒロ
…『なんちゃって優等生』
〜夜〜
パソコンの前に座って、
ヘッドフォンをつけて、
マウスに手を置く
風洋 ヒロ
ピロン♪
HIRO
のあ
たっつん
HIRO
たっつん
HIRO
のあ
HIRO
ピロン♪
Japapa1225
HIRO
のあ
Japapa1225
URi
HIRO
たっつん
Japapa1225
HIRO
URi
たっつん
のあ
URi
HIRO
URi
HIRO
のあ
HIRO
Japapa1225
軽く伸びをするような息と
全員が零れ笑いするのが聞こえた
のあ
たっつん
Japapa1225
Japapa1225
HIRO
HIRO
HIRO
URi
HIRO
のあ
Japapa1225
たっつん
たっつん
Japapa1225
のあ
のあ
たっつん
URi
URi
たっつん
URi
Japapa1225
のあ
のあ
たっつん
Japapa1225
Japapa1225
たっつん
Japapa1225
URi
Japapa1225
のあ
Japapa1225
俺はあまりしゃべらない方、かな?
でもな~…なんだろ
我慢してるわけでもなく、これが自然体って感じ?
意識しなくても、自然とぽろっと口から単語の羅列が漏れ出る
HIRO
HIRO
のあ
たっつん
たっつん
Japapa1225
URi
HIRO
たっつん
たっつん
のあ
同情とか、無駄な気遣いとかないこの雰囲気が好き
「風洋ヒロ」を考えなくたって話せるココが、
深夜2時の、この通話が、
深夜2時の少し前に無機質なパソコンと向き合う時間が、
どこか温かい声がヘッドフォンの奥から聞こえてくるこの時間が、
違うようでみんな同じ俺らが集まるこの時間が
ココロから…心から、
HIRO
…送信
ピロン♪
たっつん
ピロン♪
yankunn
のあ
ピロン♪
yankunn
Japapa1225
のあ
たっつん
ピロン♪
yankunn
URi
HIRO
たっつん
今日も、5人の明るい声がヘッドフォンとマイクの中に響き渡る
光と闇、どっちかつかずの灰色の俺たち
そして…夜が明ければまた、
ネッ友と別れれば、
風洋 ヒロ
青山 直斗
神城 雪
俺はまた、いつも通り「委員長」
花森中学校 3-2
・青山 直斗 ・神城 雪 ・風洋 ヒロ
コメント
1件
h r 裙 . . . 、無 理 し な い で 欲 し い な . . . 、 で も 、 自 分 を 作 ら な い で 居 れ る 場 所 が あ る ッ て 良 い で す ね . . . 、