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ゆあん先生ガチ嫉妬してそうw じゃぱぱさんは凄いな〜w どんな人でも優しいもん そんな所に惚れるんだろうね〜
いや、もう、ありがとうございます🥲(?)
遅れた… 嫉妬かな?可愛いw
たっつん
うり
ゆあん
今日は待ちに待った… のかは果たして分からないが 年に1回のこの街での大イベント であるお祭りの当日だ。 沢山の屋台が並ぶだけでなく 同時に花火大会も開催される為に 1年の中でも特に人気な行事である。
生徒の何気ない一言から 海へ行くことになったり 祭りに参加することになったり… と急に決まったあの日から 時が経ち夏休みに入って 今日を迎えた。
今回のお祭りはじゃぱぱ達と 回る約束をしているのだが…
まだ今は絶賛、警備中な訳で。
やはり今日1日は夜遅くまで街中が 熱気と喧騒に包まれる日。 もちろんうちの学校の生徒も多く この場所を訪れるので 先生達が当番制でこの一帯の警備を 行う事となっている。
そして俺もその1人で俺の担当時間は お昼から5時あたり。 たっつん達とはそれが終わってから 回る予定になっている。
つまりまだうり達と 合流する時間帯では無い。
それなのにどうしてうりやたっつん達が 今ここにいるかというと…。
…………それは俺も聞きたい。
俺が自分の担当範囲をぐるぐると 見回りしてた所へ勝手に来た。
たっつん
ゆあん
うり
るな
ゆあん
まだ始まったばかりのお祭りを 既に全力で楽しんでいるようで たっつん達男子は色んな食べ物を 女子は甘いものを沢山抱えている。
俺の事を見つけた瞬間も先生! と飼い主を見つけた子犬のように 走ってきて警備が終わるのを 心待ちにしている様子だ。 最初にお祭りに誘ってきた じゃぱぱ本人よりもはしゃいでいる ように思う。
…………あれ。
ゆあん
ふとそう思って周りを見渡してみると じゃぱぱの姿が見当たらない ことに気付く。 一緒に来ては無いのだろうか。
ヒロ
ゆあん
うり
ヒロ
のあ
るな
えと
どぬく
シヴァ
たっつん
ゆあん
持っている袋を揺らしながら楽しそうに 屋台の方へとか向かって行った6人。
想像以上に楽しんでくれているようで 良かった。
俺もさっさと仕事を終わらせて みんなと回りたいな…
担当時間は後2時間ほど。
長いようで短い時間だ。 そう張り切って警備に力を入れ直し 歩き出した。
じゃぱぱ
ゆあん
時刻は午後5時半。 夏休み真っ只中の猛暑なので 外はまだ暗くなる気配を見せない。
自分の担当時間の警備が終了し 今日の仕事を全て終えたが。 夏独特の蒸されるような 暑さもあって中々に 骨が折れる仕事だった。 ……今日はよく眠れそうだな、 なんて思いながらも。
ここからは約束通りじゃぱぱ達と 回ることとなっている。
丁度良いタイミングでじゃぱぱを 見つけ合流が出来た。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱの服装はいつも通りの 制服のシャツの上にパーカー というよく見る格好だった。
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
謎に慌ててるじゃぱぱを置いて うり達の居るであろう方向へと 足を進めながらも考える。
先程の発言…… からかうように軽く流したとはいえ 俺が言った『浴衣姿が見たい』 というのはあながち嘘でもない。 普通にじゃぱぱが着てるところ 気になるよねって話。
あくまでただの、興味本位だ。
そう勝手に脳内変換して 完結させながらも少し歩いたところで うりやのあ達を見つけた。 無事に合流することでき、 俺にとってはそこからがようやく お祭り後半戦のスタートとなった。
7時半から開催される 花火大会に向けてもう既に多くの人達 による場所取りが始まっている頃合い。
俺達は今屋台の前に居る。
本来とは違う理由で。
子供
じゃぱぱ
目の前でじゃぱぱが抱っこしているのは 泣いている小さな子供。
……この人混みの泣いて中で 迷子になってしまったらしい。 ショッピングモールでは無いので 迷子のお知らせなどは存在しない。 この近くに本部が存在するので そこに預けることも出来たが じゃぱぱがそれを止めた。 ここは俺らで見つけよう、と。
こいつ変なところで 正義感強いんだよな。
ゆあん
じゃぱぱ
たっつん
うり
たっつん達がその子の親が 見つかるまでの時間を繋ぐために 食べ物を買いに行ってくれた。
なので俺らはとにかく待つのみ。
ゆあん
すごい様になるなぁ。
目の前で小さな子供を抱えながら その子を不安にさせてしまわないように 優しくあやしているじゃぱぱの姿が 目に入る。…流石に少し若すぎるけど それでもまるで自分の子供と接している かのような錯覚を覚えさせた。
じゃぱぱもいつか良い奥さんとこうやって幸せな家庭を築くんだなぁ…きっと。
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
僅かに感じた痛みをかき消すかのように 話の話題を変えた。 ……つもりだったけど。
とにかく話題を出すことに 必死になってしまって咄嗟に出たのが こんな話題。
結局あまり変わらなかった。
更にこちらの話に受け応えはするものの 子供に夢中になってあまり話を 聞いていないじゃぱぱ。 完全に2人の世界に 入っているんだろう。
なんか、やだな。
……たっつん達早く帰ってこないかなぁ
どうしてこう思ったかなんて 全く考えなかった。
子供
あれから数十分後。 子供が指さした方へ目を向けると 迷子になってしまった子供のことを 必死に探している様子の母親を見つけた。
その人の元まで行って 見つかって良かったです。 とそのまま母親へと返してあげると めちゃめちゃ感謝された。 やっぱ人助けっていいなぁ なんて思いながら。
ゆあん
子供
じゃぱぱ
その子供は1度母親の元を離れて じゃぱぱの方へと向かった。 とんとんとじゃぱぱにしゃがむように ジェスチャーをした後 何をするかと思ったら。
子供
そのままじゃぱぱの頬にキスをした。
じゃぱぱ
ゆあん
子供
そう言って駆け足で母親と共に 人混みの方へと消えていった。
どぬく
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
うり
のあ
ゆあん
……今どきの女の子は あんな事出来ちゃうのか。
つい考え込んでほとんど話を 聞いていなかったからじゃぱぱからの 言葉にも適当に反応してしまった。
本来であればうり達の様に軽く受け流す のが普通でそんなの当たり前。 ましてや相手は小さい子だから。
……それでも先ほど辺りから 消えない心の中の突っかかりは 粘り強くそのまま居座り続けた。
あ〜何かマジで最近おかしいわ。