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忘れられた君と、壊れかけた世界で

第3話 - 目覚めぬ少女と静かなる通信

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2025年07月30日

#○○の主役は我々だ！

#日常組

#らっだぁ運営

#ご本人様には関係ありません

#キャラ崩壊・口調迷子⚠️

みる

森の奥、夜の帳が降りようとしていた。簡易テントの中、少女――“みる”はまだ目を覚まさない。

シャオロン

体温は……下がってない。まだ……大丈夫や

ロボロ

でも目ぇ覚まさへんのは、おかしい……。どっか、深く傷ついてるんとちゃうか……心の奥のほうで……

ショッピ

こんなん……また失うなんて、嫌や……

トントン

おーい、お前ら！　ちょっとええか。周囲の警戒を交代してくれへんか？

オスマン

めぅ……わかっためぅ。みる、頼んだめぅ……

兄さん

変わってやれ。こっちは俺とチーノで見る

チーノ

……まるで、眠ってるだけみたいやな……。……起きてよ、みる……なぁ……

一方、我々だのテント――夜が深まっていた。

トントン

このままじゃ済まへんな……。みるの生存が、他の陣営にバレたら……

ロボロ

間違いなく、動いてくるやろ。特に、日常国……兄さんは絶対に黙ってへん

ショッピ

みるさんのこと、諦めてないのは俺らだけちゃう。……でも、もう渡さへん

鬱先生

せやな……。例え世界が敵に回っても、俺は……あいつのそばにおる

そのとき、木々をかき分けて現れる一人の女

???

君たち、ずいぶん騒がしいと思ったら……本当に“みる”がいたとはね〜！

ロボロ

誰や！？

まろ

久しぶりだね。……うちだよ、“まろ”。遅れてごめんね。合流が遅れたけど……すぐに合図が入って

トントン

おぉ、お前か……ったく、遅いで！　けど、来てくれて助かるで

鬱先生

なんや……また変わらん顔しやがって。今さら登場ってのも、らしいけどな

まろ

あんたらこそ、こんな場所でよくやってるよね。……で、“みる”は？

シャオロン

……中や。まだ目ぇ覚めへんけど、確かに、生きてる

まろ

そう……なら、今は守るのが先決だね。……私も加勢するよ！みるよりは強くないけど…

ロボロ

……心強い味方が来たな

そしてテントの中少女のまぶたが、わずかに震えた――

チーノ

……動いた……！？　今、まぶたが……！

兄さん

……おい、聞こえるか。俺たちがいる……もう一人ちゃうで

夜の静寂に包まれながら、運命の歯車が再び音を立てて回り始めた――。

しにがみ

報告が遅れてすみません。確定情報です。敵側の索敵チーム──シャオロン、ショッピ、ロボロ……彼らが先に接触していました

ぺいんと

なにっ……！

トラゾー

……遅かったのか、俺ら……

しにがみ

いいえ。まだ完全には掌握されていません。彼らも混乱している。状況次第で“みる”の心がどちらに傾くかは──わかりません

クロノア

しにがみくん。君に頼みたい。……我々だの動きを、引き続き裏から追ってくれ

しにがみ

了解です。今度こそ、間に合わせてみせます

ぺいんと

じゃぁ俺らは少し見物にでも行きますか？

クロノア

そうだねしにがみくん。こっちから何か情報があったらすぐ知らせるよ

しにがみ

了解です。ペいんとさん……ヘマしないでくださいね…

ぺいんと

するわけないだろ！みるがかかってるんだから…

トラゾー

いやフラグ立てないで

しにがみ

……w

ぺいんと

……！今度こそみるを連れて5人で笑い合おうな！！

クロノア

その前に我々国を……

トラゾー

……？

クロノア

いや、なんでもない……じゃあ行こうか。

ぺいんと

はーい

カチカチカチカチ

――夜。基地の奥、照明を落とした作戦室の片隅。

無数のコードが床を這い、パソコンの光だけがしにがみの顔を照らしていた

しにがみ

……接続完了。周辺基地との通信も遮断済み。ログは隠蔽……これで、大丈夫……

しにがみ

いやぁー僕できちゃうんだなぁ

ディスプレイに映るのは、無機質な軍事データの群れ。その中に浮かび上がる、ひとつの存在―

しにがみ

“コード0032-A”、確認……やっぱり……みるさん……

無音の部屋に、しにがみの小さな息だけが響いた

しにがみ

……クロノアさん……急いで報告しないと……

彼はイヤーピースを耳に差し、静かに通信を開く

しにがみ

……しにがみです。緊急連絡。クロノアさん……応答を

……ザッ……ザザ……

クロノア

『こちらクロノア。どうした、そっち何かあったか？』

しにがみ

……“彼女”の生存反応を確認しました。……間違いありません。……“みる”さん、です

クロノア

『っ……本当か……！？　どこに！？　場所は――』

しにがみ

データの発信源は、南西森林エリア。……昨日の交戦で被弾した地点付近です。偶然通った我々国の部隊が……彼女を発見した可能性があります

クロノア

『そうk』

ぺいんと

『……くそっ、よりによって“あいつら”に……！』

しにがみ

いやなんで？

しにがみ

あ……このままでは、再び彼女を“戦力”として囲い込まれる恐れがあります。早期に奪還しなければ……

クロノア

『わかった……けど、焦んないで。しにがみくん、君の冷静な判断が必要だ』

しにがみ

え。いや無理ですよ、！

クロノア

しにがみくん………

しにがみ

……承知しました…。

クロノア

じゃあこの通信は切るすぐにそっちへ行くよ

しにがみはパチン、と軽くキーボードを叩き、さらに奥の暗号層へ潜り込む

しにがみ

……ロボロさん……ショッピさん……我々だの暗号プロトコルが強化されてますね……。彼らも“彼女”の重要性に気づいている……

その言葉に、自身の胸がわずかに締めつけられるのを感じる

しにがみ

“みる”さん……。あなたは、まだ……記憶を失っているんでしょうか……

PC画面には、森で倒れていた少女の映像。防犯カメラの一瞬の映像を拾ったものだ

しにがみ

……本当に、生きてたんですね

彼女の周りに立つ男たち――ショッピ、ロボロ、シャオロン、トントン……我々だの主要戦力たち

しにがみ

囲まれても……なお、みるさんは――あの日のまま、戦場にいて……

しにがみ

あ、ぺいんとさんから

しにがみ

いや見にく！！

クロノア

しにがみくんの報告通りだ。……みるちゃんは、生きていた。我々国の手に渡っている……

ぺいんと

おいおい……マジかよ……！　それって、つまり……

トラゾー

しにがみさん情報は確かなんですか？

しにがみ

……はい。間違いありません。彼女の生体コード、行動パターン……どれも完全一致です

クロノア

問題は……どう奪還するか、だね

ぺいんと

我々国と正面からぶつかる気か？

クロノア

……正面衝突は避けた方が賢明だね。相手の司令部にはシャオさん、トントンさん、ロボロさん……全員揃っていると仮定した方がいい

トラゾー

……戦力的にも人数的にも、こっちは分が悪い。だけど……放っておけない

ぺいんと

“みる”は……俺たちの仲間だった。――何度も、命を張って助けてくれた

しにがみ

……だからこそ、今度は……僕たちが

そのとき、別の端末が“ピッ”と短い音を鳴らした。しにがみが反応する

しにがみ

……新たなデータです。“みる”さん、まだ目を覚ましていないようですが……我々だ側が、彼女を軍施設の医療棟に移送したとの情報が

クロノア

……チャンスかもしれないな。相手が油断しているうちに……

しにがみ

え

しにがみ

待ってください！まだ作戦も何も無いのに！！

ぺいんと

しにがみ、悪いけど……その施設のセキュリティ、全部調べ上げてくれ

しにがみ

いや、だから！！

クロノア

しにがみくん……

しにがみ

……承知しました……‪💢

しにがみ

“次は、こちらの番”……ですね、“みる”さん――

画面に映る、眠る少女の姿を見つめながら

🌌その夜、日常組の基地には静かな闘志が広がっていた。彼女は――“みる”は、まだ目覚めていない。けれど、その存在が戦火を再び燃やし始めていた。

誰もいないモニター室・薄暗い明かりの中

???

……やっぱ、しにがみさんのハッキングは手強いっすね

???

まぁ姐さんは最強的にキュートやからな

???

何敵に惚気けてるんですか

カチッ……録音ボタンON

???

でも、俺らも──みるのことは譲るつもりありませんから

ザッ……ザッ……足音が遠ざかる

📡【我々国・潜入通信ログ】《こちら、我々国潜入班・ショッピ。日常国、南東部からの接近を確認。》《対象“みる”の生存確定。早急に医療班への護送が必要。》《繰り返す。みるの生存、日常国が把握済み。潜入解除準備開始。》

ショッピ

はぁ……早よグルさんに報告せんと、また『お前の報告は遅い』って怒られんねんな

ロボロ

まぁあいつ短期やからな

ショッピ

でもほんまにしにがみさんのハッキングはビビりましたよ

ロボロ

全部こっちの情報ダダ漏れやもんな……w

ショッピ

一応。てことで来といて良かったですよね

ロボロ

クロノアさん……めっちゃ必死やな。そんな顔、俺らの軍じゃなかなか見いひんわ

ショッピ

当たり前でしょ頭おかしい奴らしかいないんですから

ロボロ

ショッピくんもな？

ショッピ

てかいいんですか？兄さんと戦争なんて

ロボロ

………。まぁ………みるのためやしな……。

ショッピ

…………。そうっすか

チーノ

『おいショッピ！！どこいったねん！帰ってこいや！』

ショッピ

あ、ワイらなんも言わずに出てきてましたよ

ロボロ

やっべぇ

ショッピ

はよ行きますよ

ロボロ

おう！

ロボロ

ん……。ショッピくんなんか落としt

視線を落とす。懐から、くしゃくしゃになった写真の切れ端──笑顔の少女が写る

ロボロ

………。……なぁ、“みる”
どっちの味方なん？

ロボロ

………?なんでこれ持ってんねん！！おい！

主

はい。えっとあの、第2章♥️2000ってなんですか

主

え。ありがとうございます！！！

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