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深夜。オフィスを照らすのは街灯の薄明かりとパソコンの無機質な光だけ。
ak
akは椅子を引きながら、いつもの「完璧な先輩」を演じて笑みをつくる。
ak
荷物をまとめながらそう言うakの声はどこか寂しげだった。
pr
呼び止める声は、仕事中のそれとは違く、低く湿った熱を帯びていた。
ak
振り向いたakの瞳の中には、中学の頃のprを映していたはずの真っ直ぐな光は微塵も残っていない。
prは、akの逃げ場を無くすように、akのデスクに片手を置き重心を傾けた。
ak
視界を塞がれ、akの肩が微かに跳ねる。すぐ近くにあるprの体温に反応するかのように、akの心臓の脈の音が、微かに静かなオフィスに響き渡る。
pr
pr
ak
ak
突き放すような冷ややかな声。でも、akの指先が中学のあの日以来の癖で、震えるようにネクタイを弄った。
pr
ak
akが、自嘲気味に口角を上げた。 その瞳の奥には、裏切られた痛みを隠しきれない、幼い日の傷跡が赤裸々に透けて見える。
ak
pr
叫びのような否定と共に、prがakの体を、壊れ物を抱くような、けれど決して逃さない強さで抱き寄せた。
ak
拒絶するakの唇を、prが深いキスで塞いだ。
ak
突然の感触に、akの体が強張る。 けれど、触れ合う唇から伝わってくるのは、中学の頃の裏切りとは正反対の、痛いほどの愛おしさと、震えるような熱だった。
prの手が、akの背中から後頭部へと回り、指先が髪を優しくかくように愛撫する。
ak
拒もうとしていたakの手から力が抜け、そのままprのシャツの胸元を、縋るように強く握りしめた。
誰もいないオフィス。重なり合う呼吸の音だけが、数年分の孤独を溶かすように、深く、静かに溶け合っていく。
pr
唇が離れた瞬間、prがakの額に自分の額をそっと押し当てた。
pr
pr
ak
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